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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   充実した日々を送るために……   ちび丸あん

 わたしは、常に死を意識して生きることが大切だと思う。(是非の主題)その理由は、人間は生きている限り、死を受け止める日が来るからだ。(複数の理由一)毎日毎日何の楽しみもなくただ呆然と生きる人間と、毎日が楽しくて忙しくて大変!! といってサクサクと生きている人間、どちらが毎日を充実して生きているだろうか。もちろん、毎日をサクサクと生きる人間。いつ不幸が起こるか分からない人生を毎日ボーっと生きているとマイナス。もしかしたら明日にでも事故に遭い、不幸にも命を落としてしまうかもしれない。そんな人生ならば、毎日を悔いのないように精一杯生きることが大切だと思う。また、いつまでもいつまでも自分の意思どおりには生きていられないからだ。(複数の理由二)人形は何年経っても、何十年経ってもずーっと愛され、大切にされる。人形があるに突然死んでしまうことはないし、病気で苦しむこともない。そう、人形には『いのち』がないからだ。どんなに人形をいじめたって、苦しさを叫ぶことはない。どんなに辛いことがあっても悲しみの表情は見せない。人形は生きていないからだ。
 確かに、毎日をどう過ごすかなんて自由ではないか、と思う人も少なくはないと思う。(反対意見への理解)しかし、私たち人間は毎日死の危険と直面している野生動物とは違って、『生きていて当たり前』と思いがちだと思う。しかしそれは、間違えである。もっと毎日の日常に感動をもたなければならないと思う。生きているときに感動を感じることができなかった人間は、死んでから『生きていた』という感動にふれる。『生きている、だから毎日がある。今日もぶじにおえることができた。明日も頑張ろう。』いつも心にとどめておくとよいと思う。
 二〇〇六年七月時点日本の平均寿命は女:約八十六歳、男:約七十九歳である。(データ実例)最近は医学の発達もあり、急速に平均寿命が伸びた。そのため、医者が何とかしてくれるというこの先入観にとらわれ、死が頭にないと思う。確かに、自分の死を意識するなんて怖い、そんなこと考えたくないと思うと思うが、実際は、自分の死を意識していたほうがすんなりと自分の死を受け止められると思う。『上天気の日に、嵐のことなど考えてもみないのは、人間共通の弱点である。』という名言があるように生きているうちは、自分の死後のことなど少しも考えないが、常に死を意識して生きることで、毎日が充実した日々となるだろう。
(名言の引用)(是非の主題)

   講評   nara

 生きていれば、生きているからこそ死を迎えるという大前提を、私たち人間は、どこかに置き忘れて日々生きているのかもしれないね。だけれども、死は生きているものすべてに訪れる。死を意識するということは、取りも直さず生を意識することに他ならないのだね。私たちが死を怖いもの忌むべきものと考えてしまうのは、死から遠ざかってしまいすぎたことが原因なのかな。
 複数の理由はきれいにまとめられたね。こういう内容は小学生にはうまくまとめられない。さすがは中学生だと思ったよ。学校での学びにも、生と死について考える機会があるのかもしれないね。
 「生きている」という実感を一番強く抱くときは、どんなときだろう。やはり、死と向き合った場面ではないかな。もちろん、普段の生活の中で、自分の死がすぐそこにあると感じるのは、現実問題として難しいところもありそうだ。であれば、命について考える機会が増えるといいのではないか、というアイディアも出てきそうだね。ペットを飼う・肉や魚を食べるという意味について考える……こういう機会を増やすとよさそうだね。
 「生きているときに感動を感じることができなかった人間は、死んでから『生きていた』という感動にふれる。」この文はややわかりにくくないかな? 死んでしまっては「感動」も得られない・感じられないのではないかと思うけれど。
 データ実例・名言の引用もうまくできている。進級テスト合格。

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