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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人は二足歩行で   しげふ

動物の中で二足歩行を使って歩けるのは、人つまり人間だけである。犬や猿も訓練をすればできるのかもしれないが、長時間連続で立ち続けるのは無理であろう。また人間は手を使わずに二足歩行で歩けるようになったことにより、その手を使い、道具を扱えるようになった。そのような進化により狩ることはあるが狩られることは、まずない。そして最近では、事故や病気によって死亡することでさえ最小限にまで食い止められている。しかし、その一方で自ら命を絶ってしまう自殺が増える一方である。僕は、このような悲しい事件が無くなるように動物達が人間以上に意識しているであろう死を人間も動物達と同じぐらい意識するべきだと思う。
 そう思う理由は二つあり一つは、死という人生の最後の扉を意識すれば今の一分一秒を大切にそして有意義に過ごそうと思えるからである。例えば、受験という高校への扉を意識すれば、自分の行きたい学校に受かりたいために一分一秒でも勉強しなければならないと思える。
 もう一つの理由は、死という人生の最後の扉を意識しないとたった一度の人生なのに計画性のないつまらないものになってしまうからである。データ実例の「平均寿命の国際比較」から引用すると、男子女子とも平均寿命は世界第一位である。このことから寿命がだいたい分かっていると退職したあとでも老後何をするかなどの計画が立てられる。
 たしかに死というものは、普段の日常から想像すれば全く考えられないが、死はいついきなり訪れるか分らない。そういうことを普段の日常から頭に入れておいて意識しておく必要がある。
 たしかに最近では死を防ぐような行動が起きていて、だんだんと人間の文化は進歩してきた。しかし、人間は、動物達に比べてある大切なものが欠けている。それは何かというと動物達は、毎日食うか食われるか、つまり、生きるか死ぬかという場面に直面している。そして食べられてしまったらそこで人生は終わり、食べられず運よく逃げ切れたら生きていられる。また次の日もそのまた次の日も同じことの繰り返しという「生」に対する緊張感がある。それに比べて人間は、毎日毎日同じことの繰り返しというのは変わらないが、「生」に対する緊張感がまるでない。なぜなら人間は様々な道具や豊かな暮らしに甘えすぎているためにそれがないのではないかと僕は思う。名言の「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある」から引用すると、自分たちが豊かさに甘えず、「生」に対しても緊張感をもって生きていけば、周りが理解しそして最終的に世界の人間が理解して実行して行けると思う。そして何よりたった一度の人生を数十年しか生きていないのに、自ら命を絶つ自殺を絶対にしてはいけないと思う。一度の人生で経験できることはたくさんあるのに数十年生きただけで、すべてが体験できる訳がない。だからその子達はとてももったいないことをしてしまったんだと本当にかわいそうに思う。

   講評   kamo


 しっかり項目・字数をクリアする形で書いてくれたね。さすがです。またもし帰ってきてくれることがあったら、この調子で続けていけるといいね!^.^
<構成>
 要約に続けて是非の主題が書け、その複数の理由を書くことができました。いい構成でした。
<題材>
 第一の理由については自分の話が書けたので、もう少し詳しい体験実例になると、さらによかったね。そうしたら、字数ももっと楽に伸ばすことができたかもしれないね。
 データ実例はよくできました。
<表現>
 名言の引用もしっかりできました。これは、ピッタリの名言が使えたね。
<主題>
 反対理解も入れて、是非の主題をくり返すことができました。結びに書いたことは、第二段落に入れてもよかったね。
 とにかく立派な大作が書けました。がんばったね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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