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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手紙は思いやり   おへふ

ある日、五つになる孫坊主からはがきが届きました。文面は、「おようふく、ありがとう。そう」とただそれだけでしたが、この大小様々な十幾字かが、思い思いの方向を向いて、はがきからあふれでそうに書かれていました。手紙というのはそうやさしいものではありません。どこがむずかしいと申しますと、結局、手紙に宛名があるからだと、私は思っています。ですが、印刷されたあいさつ状や通知状の類は宛名がありません。
 この話を読んで、一番同感したのは、その手紙がうれしかった、というところだ。手書きの手紙をもらうと、
「本当にあの人が書いてくれたんだな。」
と思うことができ、相手と気持ちを通わせる事ができる。だが、あいさつ状や通知状は気持ちがこもっているのか分からない。機械的に作られた物は気持ちを通わせる事ができない。
 私は学校で友達と手紙交換をしている。もちろん子供だし、学校だから、コピー機なんてない。だから手書き。手書きは思ったことをすぐに表せれるし、気持ちがこもっているから、もらうとうれしい。一回一回自分で書かなければいけないけど、もらう方は手書きの方は喜ぶものなのだろう。
 父や母に送られてくる手紙やはがきは機械で作られていて、手書きのない、気持ちのこもっていない手紙だ。あれは機械で作られているに違いない。なぜなら、宛名がシールだからだ。まず、お知らせなどの手紙を大量に印刷する。そして、宛名はその宛名の印刷されたシールをはる。これで、一応は‘‘手紙‘‘になる。けれど、そんな感情のこもっていない手紙なんか、送ってきてほしくない。いらない。まるで、人間がロボットになってしまったようでいやだ。
 人は感情がこもっていると判断したものをもらうとうれしい。思いやりがあると自分は思われてる!と思える。その思いやりが人を支えてるのかもしれない。悲しい事があり、沈んだ人の心を。私はそんな心を思いやりで人を支えれるようになりたい。

   講評   sumomo

 先生のところにもたくさんのいらない手紙がきます。いわゆるダイレクトメールというものですね。大量に印刷して、ただ商品を売るための情報だけをうまく表現している手紙です。心はもちろんこもっていません。毎日そんな手紙ばかりを受け取っていると、たまに手紙の束のなかに、手書きの文字をみつけると、とてもうれしい気持ちになるものです。自分もそんな気持ちを相手に持ってもらいたいものだと思います。
 友達と手紙の交換をしているということですが、相手につたわるように手紙を書くということは、読む人のことを想像するということですね。どんな気持ちになるだろうと想像することは相手のことを思いやることに通じるのです。とてもすてきな行為ですね。
 これからも自分のきもちと同様に人の気持ちを想像できるようにこころがけたいものですね。たとえもうまく使えました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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