対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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豊かであるために かせし
日本は、世界有数の贅沢な国らしい。五分程度歩けばコンビニがあるし、そのコンビニでは一日中明かりをつけている。これでは贅沢といわれてもしょうがないと思う。しかし、そのコンビニエンスストアという店があるだけで、身近に買い物が出来るようになりとても生活が豊かになったと思う。
まずコンビニが出来て便利になったことといえば、お弁当やパンなどの食料品やジュースやお茶などの飲料品が買いやすくなったこと。これによって、食事を作る時間が省けたりいろいろな種類のものを選べるようになった。これは、日本が豊かになった証である。
一方、心の豊かさという部分ではいまいちなってないところがあると私は思う。最近は、ニュースなどを見ると殺人だったり、偽装だったり良くないことの方が多い気がする。これらは、どんな理由でもあってはいけないものだと思うし、これらが起こってしまっているというのは、心に余裕がないからだろう。
確かにコンビニがあることで助かることはあるが、それに伴ってゴミが増えたり、年中冷暖房をつけているので、地球温暖化が進む等の理由があるため物質と心の豊かさの両方必要ではあるが、それよりもそういう豊かな社会を自分達で作っていくことのほうが大切だ。
講評 mae
一般的に日本は豊かな国であると言えます。地球上ではまだまだ衣食住に不自由する国もありますし、紛争や戦争により命の危険にさらされていたり、過酷な自然環境・社会環境の中で暮らさざるをえない人々もまだまだたくさんいます。「物質的な豊かさ」と「心の豊かさ」の話をしましたが、物質的に豊かになったからこそ、「心の豊かさ」まで考える余裕ができているとも言えるかもしれませんね。
■一段落(身近な実例) コンビニなどは本当に「物質的豊かさの象徴」かもしれません。うまく実例を出しました。
■二段落(意見その1) 「コンビニができて便利になったこと」といきなり書き出しましたが、もっと大きな視野で最初に意見を書きましょう。たとえば、
「物質的に豊かであるということは確かにすばらしいことだ。前述したコンビニなどはまさにその象徴と言える。たとえば、コンビニができて便利になったことといえば、大きく考えて二つある。一つ目は〜。二つ目は〜。」
などのように書いていけそう。内容的にはいいですよ。
■三段落(意見その2) これも、まず大きく意見を書きます。
「一方、物質的な豊かさだけではなく、心の豊かさもまた必要だと思う。しかし、この心の豊かさは、まだ私たちには足りない部分が多すぎる」
などと言い切ってから、実例を出していくといいですね。実例も一つは詳しく書くといいですよ。例えば、「その中でも、最近の食品偽装問題については、人間のずるさが象徴的に表れていると思う。最近、新聞で読んだのだが……」のようにね。
■四段落(まとめ) ここは意見一、二両方に理解を示して。「確かに物質的な豊かさ、心の豊かさ、共に必要だ。しかし、本当に大切なことは〜」。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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