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小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ちょっとしたきっかけで   ひろ

 比喩であって、もとは、親鶏が、孵化しようとしている卵を外からつついてやる、それと卵の中から殻を破ろうとするのとが、ぴったり呼吸の合うことをいったもののようである。もし、卵が孵化しようとしているのに親鶏のつつきが遅れれば、中でひなは窒息してしまう。逆に、つつくのが早すぎれば、まだひなになる準備のできていないのが生まれてくるわけで、これまた死んでしまうほかはない。まさにこのときというタイミングがそっ啄の機である。
 ぼくは、ようち園ぐらいのころ体そうなんてまったくきょう味がなかった。なぜかというと、ぼくは学校ではでんぐり返しくらいしかやらないだろうと思っていたからだ。そのころぼくは、水泳を習っていた。今思うと、なんで体そうをやらないで、水泳をやったんだろうと思う。でも最近、お姉ちゃんが
「今のうちに体そうをやったほうがいいと思うよ。」
「なんで。」
「中学校や、高校でむずかしいのをやるから、少しでもじょうずになったほうがいい。」
と言った。それを聞いたお父さんが
「一回やってみな。」
と言ったのでとりあえずやってみた。そうしたら、コーチもやさしいし、だんだん楽しく、おもしろくなってきた。こんなに楽しいとは思わなかった。ぼくは
「これならできる。」
と思った。今は、体そうを一生けん命やっている。
 まるで、くわずぎらいをしていたようだった。
 お父さんは高校生の時まで、読書はあまりしていなかったそうだ。ところが、大学の授業でむずかしい、てつ学の本を読む宿題が出たそうだ。家で読んでいると、ねむくなって読めないので、通学の電車の中で立ちながら読めばねないで読むことができるだろうと、考えたそうだ。毎日、そうやって本を読むうちに、かぎられた時間で集中して読むことができるため内容がよく頭に入るようになったそうだ。それいらいお父さんは、ちょっとした時間があれば読書を楽しめるようになったそうだ。
 ちょっとしたきっかけでいろんなことが好きになったりできたりするということがわかった。

   講評   tama

 ひろくんはお休みもなく、毎週欠かさず作文を提出してくれていますね。難しい課題でも、しっかりと理解できる力がついてきていると思います。「継続は力なり」。今年もこの調子でがんばりましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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