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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   個性清書   Dr.Km

 ホテルのロビーでは「ボーイに向こうからやってこさせる」のでなければいけない。それが一流ホテルのロビーを利用する、一流の客のやり方なのだ。しかし、指をちらりと持ち上げた程度では、ボーイなんか来てくれやしないのだ。飲み屋でお姉ちゃんに焼き鳥を頼むのではないから、「おーい」と叫んだり、パチパチと手をたたいたりするわけにはいかない。ロビーに入ってきた時に、あらかじめボーイに注目させておき、その一挙手一投足に意味をもたせておいて、タイミングよくちらりとやらないと、これは空を切る。
 マナーどおりに、場の空気を呼んで自分らしさを抑えることも時には必要だ。現在、”KY“という言葉が流行っている。つまり「空気を読めない人」ということである。極端な話、周りの人にKYだと思われたら、その集団の中ではもううまくやっていけないかもしれない。私もあまり空気を読むのが得意でない時が大昔あって、そのときは自分の言った事でしけてしまったりしたことが幾度か合った。それぐらい、今の世界では周りとあわせることが重要になってしまっている。
 しかし、自分らしく生きることも、大切だと思う。集団の中では”かぶり“も厳禁である。集団の中で一人や二人が同じようなキャラクターでかぶっているのもつまらないが、全体で一人一人の個性もなく同じような人間ばかりの集団の中に生きていても生きている実感が湧かないと思う。童話に「ブレーメンの音楽隊」がある。この話では、それぞれの動物の声の個性を生かしたことで泥棒たちを追い出すことが出来たのである。同じ声でハモっても、あまりびっくりはしないと思う。
 総合化してまとめると、マナーや周りの人に合わせ、空気を読むことも必要なことで、自分らしさを捨てずに、個性をふんだんに生かして生きていくのも、大切であると感じる。そこでもっとも大切なことは何かということを考える。一番大切なことは、その場の雰囲気に、なじむこと、溶け込むことであると、私は感じる。その場の雰囲気に溶け込まなければ、個性を出すことも出来ない。雰囲気に溶け込んでいれば、個性を出してもその個性もその雰囲気の中に存在することになるから、”浮く“と言うことはなくなるであろう。「人生に意味はない。あるのは欲望だ。欲望があるから、バラはバラらしく花を咲かせている。」という明言があるように、実際に人間としての生きている意味はないのかもしれない。しかし、その人生の中でどのように花を咲かせるかで、その人の人生は一味違って輝いてくると思う。

   講評   miri

 1月の清書が終わりました。
                                        

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