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小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ホテルの実態   いちごみるく

 一流ホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに男女の一群がたむろしているのはどうしていいかわからない客がいると考え、ホテル側はあらかじめそれ専用の「仕出し屋」に頼んでおくことが多い。当然経費はかかるが、ロビーを利用する客にとってふさわしい体験をしてもらうことは望ましいことでもあり、これにはちょっとした教育効果もある。つまり、ホテルのロビーにいる「どうしようもない田舎客」と「これこそが都会人」と思えるものは双方ともホテル側の「雇われ」なのだ。
 確かに自分らしさは大切だ。昔、レタリングをしろという美術の課題がでたとき、私はみんなと同じゴシック体で作品を仕上げるということにがどうしようもない抵抗感を感じ(当時、アメリカの学校に3週間ほど体験入学し、自由な文化に感化されたためだろう。)与えられたルールは一応守り自分で勝手な書体を考え提出をした。(当時の先生はとても優しくその作品をほめてくれたが。笑)団体行動を乱すのは良くないと思うが、このことを通じて私は自分らしさが大切だということを学んだ。
 しかし、時には自己を押しつぶし、その場の状況に応じた振る舞いをすることも必要だ。私は忙しくても、そこがどこでもメールがきたらすぐ返信をする。だが、1日だけ例外の日がある。その日とは、法事の日である。この日だけは、どんなに楽しい話の途中であろうが、法事が始まったら携帯をしまう。もし私がここで携帯をいじっていたら、故人にも失礼だし、周りにも非常識な人間だと見なされるだろう。また、桃太郎も、鬼退治に行くときには、頭に鉢巻をしていった。
 このように、自分らしさも、その場に応じた振る舞いも、どちらもそれなりに大切だ。しかし、共通して言えることは、そこに周囲の人に対する思いやりがあるかどうかである。『家は外から見るものではなく、中で住むためのものである』という名言があるように、中で住んでいる人にとって一番心地よい状態が大切なのである。

   講評   hira

 なるほど、アメリカ留学の成果だったのですね。もともと自立的なところはあったのだろうけれど。まかれていた種にたっぷり水と栄養を注がれて、ひゅっと芽が出たのでしょうね。よりよく書き直せました。

※1月4週目の長文問題(山のたより1.4週分か言葉の森のHP一番のアイコンから読めます。こたえは1.4週の作文のところから入力できます。)

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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