対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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冬の朝はなまけもの? カモミール
「おいしいね。」
「うん。」
私達はだれでも笑顔になれるような不思議なはちみつをなめながら、すべてがはちみつで出来ている、ホテルみたいなきれいな家に、プーさんといっしょにくらすのでした。では、私とプーさんがなぜ出会ったのかをお教えしましょう。私はトイレへ行こうとして段差のあるところでつまづいてしまいました。するとそこのつまづいた所が光ってすいこまれてしまったのです。その時私を助けてくれたのがプーさんで、まるでおとぎの国に出てくるような家に案内してくれたのです。
「早く起きて。」
「えっ、あ〜いいところだったのになっ。」
「夢見ていたの?」
「うん。」
いつもはあまり夢を見ないから、先ほどのようなことは言わずに、十分ぐらいかけてしぶしぶ起きるけれど、今日は特別。すっごくいい夢を見ていたから少し不機嫌になってしまいました。まあ、私とふとんとはホッチキスと針のようにいつもセットでいる関係なんですけれどね。
これはたいていの主婦がけいけんしていることです。もちろん私のお母さんも例外ではありません。
朝五時二十分。ケータイのアラームが鳴りました。まだ辺りは真っ暗です。明けの明星、金星も南の空に輝いています。でもまったく起きる気配はありません。ふたたびアラームが鳴りました。今は五時三十分です。おっと、ごそっと音がしました。どうやら起きる決心をしたようです。アラームを止め時間を見ているようです。目をねむそうに、でもしっかりと開け、まだ少しふとんに残っているぬくもりを楽しみながら、一分二分と過ぎていく時間を見ています。一分一分が積み重なって五分が経過しました。そして心の中でエイッとさけんだかと思うとパッといきおいよく飛び起きました。
先ほどの光景はたぶんみなさんもよくおありのことでしょう。私はあれのもっとひどい形でした。自分が起きなくてはいけない時間の五分前ぐらいで目が覚めたら、目をしっかり開けたまま残っているぬくもりを楽しまないと、後で起きるのが大変になります。
つらくても起きなくてはいけない時は、自分の驚くようなことや好きなものが置いてあったり言ってくれたりすると、少しは楽に起きられるのではないでしょうか?
「ふっふふっふふ〜ん。」
なんていい夢なんだろう。
「早く起きなさ〜い。」
「寒いからもうちょっと。」
やっぱり冬に起きるのはつらいなあ。
講評 hira
寒いからこそ時間制限があるからこそ朝のぬくもりが楽しめるのでしょうね。カモミールちゃんの書く、読む、考えるのサイクルがリズムよく回っていることを感じさせる豊かな内容でした。
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