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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   緊張したこと 節分   かのし

 小学校が三学期で、社会授業の時、先生から一つだけのビデオを見せてもらった。その内容は身体障害をもっている真衣子ちゃんの願いは友達が欲しいと言うメッセージであった。同じ校区でありながらも、前の家を通っていた。しかし、真衣子ちゃんのことはあんま知らなかった。私はさっそく友達になろうと思った。しかし、私は身体障害者をどこか避けるようにしてきたのに、いきなりいい友達になることは容易ではなかった。
そこで、真衣子ちゃんの心情や苦労などを理解し、少しでも近づけようと思い、学級全員が車椅子体験をすることになった。しかし、体験してみたところ、学校内なのに大変苦労をしている。特に、階段のところを上がらせるのに、数人も協力が必要。それだけではなく、乗っている人も怖い目にあっていた。少しの段差だけでも行けない。行きたいところが限られている。
しかし、そういうことよりも、最も嫌な事は他の人に見られたときの様子であった。普通の人は好奇心で見るが、目が合うと、知らん顔にする。そういう人々にただ怒りを覚えるしかなかった。
私は、真衣子ちゃんに傷付けないように手紙を送った。すると、2ヵ月後に返事が来た。真衣子ちゃんは上手く動かない手で一生懸命にワープロに向かって書いていたそうらしい。内容は「仲良くしてね。」と書いてあった。その言葉だけで、気持ちがすごく伝わってきた。そのきっかけで真衣子ちゃんにもっと近づけようと思った。今までの私は身体障害を持つ人を逃げてきたが、今回は色んな人々と触れ合っていこうと思った。
 自分の体験は全国陸上ろう大会で、リレーをするとき、第一走者担当になって、実際に位置を着くとき、リレーはメインであるため、色んな人々が見られている。しかも、もし失敗すればメダルを取ることが出来ない。そういうことを考えるとすごい緊張感が襲い掛かり、足が震えてしまいました。そして、いよいよ、ピストルがなるときは心臓が飛び出るかと思うくらい苦しかった。
 しかし、次第に体が温かくなり、闘志が燃えてきた。すると、スタートは上手くいきました。体が思い通りに動いてくれました。その結果、2位になり、メダルを取る事が出来た。その時の喜びがありました。
 そして、もう一つの体験があります。映画です。リアルでスリルがある映画を観るときはまず、体がドキドキしながら、緊張感がくる。そして、はらはらとしてきて、手に汗がびっしょりと出ます。そして、最後に素晴らしい終わり方をすると満足するように気持ちがすっきりします。
 これらをまとめてみると、緊張感があれば、体の言うことを聞かせてくれる効果もあり、または、楽しみやスリルなどいろいろと効果を高めてくれることもあります。しかし、効果が強すぎて逆効果になることもあります。上手く緊張感をコントロールするのは難しいことですが、使いこなせばかなり頼もしい感情になると思います。

   講評   nane

 長文の要約は、物語文なので書きにくかったでしょう。
 次回は、説明的な文章なので、もっとまとめやすくなると思うよ。
 要約の分量は、全体の4分の1ぐらいでいいからね。
 全国陸上ろう大会で銀メダルとはすごいね。こういう体験は、これからも入れていこう。
 複数の実例もしっかり書けた。一つは体験実例、もう一つは社会実例のようにすると幅が広がる。
 緊張感というところで全体の主題をまとめたんだね。
 今回の構成をよく覚えておこう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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