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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    「本質的な問題に」   コムギコ

本質的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものが、どんな状況から出てくるかというと、それも、その人の素質によるものだと思います。これはいろいろな要因が考えられます。小さいときからの物の考え方、家庭内での躾、いろんな要素が複雑に入り組んでいるわけです。わがまま放題にして育ったのでは、そういうことを感じ、ある方向へもっていく機能、考え方が生まれてこないと思います。一生懸命やっているのに、子供がグレて変な方向にいって、私はこれだけ世話しているんですよ、と言ってこぼす親もいます。それは、世話をしているかわからないけど、本当の愛情を与えていないのです。親対子の愛情は古典的、本能的なものですから、経済的に貧しくても、暖かい家族的な愛情のある家というのは幸福です。僕は子供がよく成長するには愛情のある躾が大切だと思う。
 第一の理由はただただ厳しく躾けていると子供は愛情を感じなくなって、どんどん心が貧しくなっていくと思う。そして反抗心などよくないものが芽生えてきてしまうと思う。そして愛情のこもった躾で育てると常識を持った人にも愛情を注げる子供が出来るのだと思う。そして正しい善悪の判断も出来るようになるのだと思う。
 第二の理由は親からの愛情を受けずに育った子供は他人にも愛情をあたえることが出来ないからだ。親から愛情を貰わなければ、愛情を知らないので、他人に愛情を与えることはおろか、愛情をもし与えられたとしても、はねつけてしまうだろう。躾をするときの愛情とはとても大事だと思う。
 確かに子供は生まれながら持っている素質というものがある。しかし親がいくらべたべた愛情を注いでもそんなに変わらないだろう。僕が大事だと思うのは、最初から、少し厳しく、だけど愛情を注いで躾をする事だと思う。

   講評   muri

 子どもの立場から、しつけを考えるのはなかなかむずかしいことですよね。でも、しつけの問題と愛情をセットで考えるのは、とてもいい着眼だと思います。愛情があるかないかで、しつけの意味は全く違ってきますよね。

●複数の理由:1つ目の理由はOK。2つ目の理由は、少ししつけの問題から離れてしまった感じがしますね。何の理由を書いているのかしっかり意識してみましょう。
また、理由の中に自分自身の体験や聞いた話などを入れていきましょう。
●反対意見への理解:「愛情ある躾が大切だ」という主題の反対意見への理解は難しいですね。「躾には愛情がいらない」とか「愛情のない躾もいい」とは、書きにくいものです。「愛情が多すぎても困る」とか、「愛情があれば何をしてもいいというわけではない」などの反対意見ではどうでしょうか。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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