対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2346 今日1936 合計51846
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   本質的な問題に   ダヤン

 本質的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものが、どんな状況から出てくるかというと、それも、その人の本質によるものだと思う。これはいろいろな要因が考えられる。小さいときからの物の考え方、家庭内での躾、いろんな要素が複雑に入り組んでいるわけだ。わがまま放題にして育ったのでは、そういうことを感じ、ある方向へもっていく機能、考え方が生まれてこないと思う。一生懸命やっているのに、子供がグレて変な方向にいって、私はこれだけ世話しているんですよ。と言ってこぼす親もいる。それは、世話をしているかわからないけど、本当の愛情を与えていないのだ。親対子の愛情は古典的、本能的なものなので、経済的に貧しくても、暖かい家族的な愛情のある家というのは幸福だ。私はやっぱり、子供の成長には家庭での愛情のある躾が大切だと思う。
 第一の理由は、子供は両親の愛情の元に成長する。しかし、‘子供の為’と厳しくしすぎても子供は逆に愛情を感じなくなってしまい、反発するようになってしまう。だから、‘子供と理解し合う’愛情の仕方でなければ、子供は真っ直ぐに育ってくれないと思う。子供は親からの、そういう愛情に基づく躾によって、善悪を判断する力を身につける。だから、家庭での愛情のある躾が必要なのだ。その点で私は、両親と良く話すので良く理解し合っていると思う。自分が真っ直ぐに育っているかどうかは少し悩めるところだが...。
 第二の理由は、親からの愛情を受けなかった子供は、他人にも愛情を与えることができないからだ。親から愛情を受けられなかったのだから、そのような子供は愛情というものを学ぶ事ができない。勿論、学校の先生などから、まれに愛情を学ぶ事が出来るかもしれない。しかし、それは本当にまれな話である。実際学校では、たった一人の子供に時間を割いて付きっきりで面倒をみてくれる先生はいない。ここでもやはり、家庭からの愛情が大切な事がわかる。
 確かに、子供にはそれぞれ生まれながらに持っている素質というものもあるだろう。しかし、「ロバが旅にでたところで、馬になって帰ってくるわけではない。」という名言があるように、親の愛情ある躾がなければ、子供は立派な成長を遂げることはできない。両親には、子供を育てる際、このように愛情をもって接していかなくてはならないと思った。

   講評   nane

 第一段落は、しっかり内容を把握してまとめたね。
 第二段落の、「自分が真っ直ぐに育っているかどうかは少し悩めるところだが」はユーモアのあるところ(笑)。お母さんと話したというエピソードなどを入れると字数が増える。
 第三段落も、これでOK。テストのときは、ここにデータを引用しておこう。
 「ロバが旅に……」は、面白い引用だったね。もともとの土台ができているということが大事なのだろうね。
 久々の作文(笑)。これからもこの調子でがんばってねー。(●^o^●)
▲暖かい(寒いの反対。温かい(冷たいの反対)。温かい家族。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)