対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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内側と外側 ナスビ〜
欧米のリンゴは大衆の中で育ち、小玉でも外観が悪くても、味がよければよしとするポリシーで今日に至っている。それに対し、日本の場合は、病気見舞いのぜいたく品として出発し、外観重視の「高級化」の道を歩いてきました。こうした流れは、リンゴが十分大衆化した今日まで、変わることなく続いている。日本では、いろいろな果物を紙袋で覆って育てる。「袋かけ」は、幼虫が果物に深く穴を開けて致命的な害を被害防止が目的だった。しかし、科学農薬が発展した現在でも、袋かけは根強く残っている。果物の葉緑素の形成を抑え、袋をはずした後の果物を鮮やかに着色させるためである。この奇妙な日本人の美意識には、いささかの軌道修正の必要があることだ。(要約)
私がどこかでテレビを見ていた時、リサイクルに関係のある番組があったので見てみた。外国人のある家庭と日本人のごみの量の比較、というのがあった。そこには、外国人の買い物の様子を映した映像が流された。その外国人はお菓子を選ぶ時に、あまり包装されていない物、つまり1つの入れ物に何も包装されていない物をいれてある物を選ぶため、振ってみたりしていた。その中には、チップスだけではなく、飴などのお菓子もあった。これを見て、私は日本のお菓子と外国のお菓子を比べてみた。日本のお菓子は1つの入れ物に、また包装された物をたくさん入れてある物が多い。けれど、外国は1つの入れ物に、包装されていない物を入れてある物が少なくは無いと、この映像で分かった。やはり外国人のある一家と日本人の一ヶ月のごみの量はとても差が出た。ある外国人一のはどうしても出てしまうごみの量が普通のビニール袋1つ分。日本人は何十リットルも入るごみ袋が山のように積み重なるほどにたくさんあった。このことから、日本人はとても外側にこだわる人が多いということが分かった。
『イエスキリストは、12人の弟子に見捨てられて、十字架につけられてしまった。けれど、3日後に死の力を打ち破って生き返った。このことを知った母マリアは弟子たちに伝えにいった。そしたら、弟子たちはとても喜んだ。しかし、1人だけ信じない者がいた。それはトマスだった。トマスは「イエスの手の釘跡の穴に指を入れ、横っ腹の穴にも手を入れないと私は信じない。」といった。そしたら、そこへイエスが現れ、トマスに釘跡に指を入れさせ、横っ腹にも手を入れさせてこう言った。「見ないで信じるものになりなさい。」と。』私はこの話を何回も聞いているが、私はこの話が好きだ。いくら、イエス様の弟子になります、といっても、穴に指を入れないと信じない、というのはとても矛盾していると思う。相手が嘘っぽくても、信じること、相手を信じることが大切であると、改めて思った。(けれど嘘だったらかなり悲しい)
人間にとって、外側の豪華さや美意識よりも、内側のよさの方が絶対に大切であり、人間的に必ず必要なものだと思った。(一般化の主題)
講評 jun
要約は、うまくまとめましたね。
過剰包装は、ごみ問題をも引き起こしてしまうのですね。これは、いい実例を挙げることができました。
イエスキリストの話も、ナスビ〜君らしい、説得力のある似た話です。
結びの段落は、もう少しボリュームアップさせてみましょう。
▲「必ず必要」→「必要」
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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