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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   余白や行間   野球小僧

どちらかといえば、筆者は行間と余白の読み手であるかもしれない。そういう意味で筆者は、新聞を月一度とか二度ではなく毎日立つ縁日のようなものであると見ているふしがある。著者が時々執筆する文化欄・学芸欄の類(たぐい)は何であるかと問われ、それは縁日に立つ見世物、そのある程度集約されたものとしてのサーカスのようなものであると答えている。縁日であるからやはりそこには、日常生活の時間の流れとことなった様々な偶然の介入があった方がよい。
僕は行間や余白といったものにもっと目を向けるべきだと思う。そういう風に思う理由は二つある。
その第一の理由に、行間や余白のように一見役に立たないものが重要な役割をしていることがあるからだ。学校の先生で、『面白い先生』というのは、五十分間の授業をひたすら黒板と向き合って勉強、勉強で終わらせてしまう先生ではなく、勉強をやりつつ、授業の中に雑談やゲームなどを入れてくれる先生ということだと思う。僕の中学校にもそういう先生がいる。ある日、その先生は「あ、もう今日授業するの疲れたから話をするわ」とか言い出した。それから、一時間ずっと、その先生は昔の、思い出話や、自分のはまってること○秘情報などをしゃべっていた。また違う日には、「今日、やること少なすぎて、時間余ったなぁもうみんな、休み時間していいで。」と言って僕たちと三十分以上休み時間があった。こういうことがあるように、学校の授業は間、間に雑談を入れるから面白いなと思った。
第二の理由は、行間や余白がなかったら疲れるからだ。また学校の話になるが、学校の授業は、だいたい、いつも六時間だ。それで、クラブの時間を入れたら、帰宅する時間は午後六時過ぎぐらいだ。もしそんな長時間なんにも休み時間が無かったらどうなるだろう。少なくとも弁当までの四単元は、ぶっ通しで『50×4= 200』200分、3時間20分を連続で勉強するのは疲れるだろう。データーでは、収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶかという問いに対し、時間短縮を選ぶ割合の方が高くなっている。これはやはり生活にはゆとりが必要なんだと思った。
確かに中身が充実していることは大切だ。しかし、『短所をなくすいちばんよい方法は今ある長所を伸ばすことである。』という名言があるように、行間や余白があってこそ中身も充実してくるものだと思った。

   講評   kiri



 こんにちは。テスト期間にもかかわらず、早くに清書ができました。
 第二段落の最後に、電話で話をした、先生が雑談をしてくれることの効果を入れるのをわすれてしまったのが残念。

  もう三月。来週は、進級テストです。がんばりましょう。

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