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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   新聞というものをまるで読まない。   やじま はるお

新聞というものをまるで読まないと言い切っている人がいる。そうかと思うと、朝手洗い新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。私は、新聞が一生懸命に論じようとしている主張の、あまりよい読み手ではないような気がする。しかし、経済的記事はおみくじのようなもの、政治・社会面に至っては、小屋掛け芝居のようなもので、読み手たる私はぶらぶら散歩して夜店をひやかす客のような存在である。ということになると一番楽しく、ぴったりしているのはやはり広告欄という名の夜店通りかもしれない。だから、本についても音楽についても、しかるべきらんではなく、コラムの方から得られる情報の方に生々とした関心をよぶものが多いというのは、情報の活性化の面でちょっと気にとめておく必要のある事実かもしれない。
 私は小学生の時には新聞を読んでいた。しかし今は、読んでいない。確かに世の中のことを知らなくてはならないし、経済のことも見ていかなくてはいけない。だが、あまり読む気になれない。それは何故か。多分、小さな字が沢山でうめられていて、なおかつカラーもないし、四こま漫画などが載っていないからであろう。つまり、若者向けのページがひとつもないということだ。大人が読むような堅い言葉で書いてあるから誰も読まないのだ。しかしわたしは、若者にも呼んでもらうべきだ。
 そして私はこう考えた。若者が呼んでもらえるようにはどうすればよいか。それは、ただ単純に若者が読みたいと思えるような記事を書けばいいのだ。例えば、音楽やCDのランキングを乗せたり、ファッションなどを乗せたりするのもよいかもしれない。また、経済などを載せるときには、これこそ四こま漫画などを使い面白くし、若者に理解してもらう。また、見出しも大切だと思う。私は、これこそ本当の新聞だと思うのだ。もしこんな新聞がいつかできたらなと思う。
 確かに、多くのことをまじめに書かないかもしれないが若者にも少しでよいから今の経済、世の中を知ってもらい。

   講評   hira

 「はるおさんは、何を聞いても自分なりに考え答えることができるなあ。」と常々思っていましたが、今回も「やっぱりそうだなあ」と思わせる内容でした。確かに、大人向けの新聞はかなり若者には不親切ですよね。今や歴史だってマンガでわかりやすく紹介する時代。逆に、子ども文化から新聞が学ぶ必要もあるなあとこの話を読んで思いました。特にこれからはネットでニュースも読める時代。はるおさんの言うように工夫していかないと、そのうち廃れてしまうでしょう。全ての誌面を若者向けというわけにはいかないでしょうが、若者にも読みやすいページ、興味を引くページを用意していく必要はあるでしょうね。
・二段落目は、現状を面白く書けているので、これを一段落目にしても良いかも。要約の代わりに、状況説明とできそう。プラス「私は新聞はもっと読みやすくおもしろくしていくべきだと思う」と主題を書きましょう。
・三段落目は第一の理由としてみましょう。
・四段落目、「確かにおもしろさだけを追求しすぎると中味がおろそかになる。しかし・・・」のようにつなげていくと良いね。


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