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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「創造」がつくる世界   こゆき

 まったく新しいすばらしいものをうみだす「創造」の秘密はどこにあるのでしょうか。まったく新しいものといっても、人間はなにもないところから、魔法の力でうみだすのではないわけです。そのもとになるものがあったわけです。かんじんなのは、それまでほかの人がやらなかった組みあわせをこころみるかこころみないかです。それまであったものを少し変化させるか、させないかです。こう考えてくると、だめでもともとだとおもって、試してみるかどうか、よいとかんじたらそれをくりかえしつみかさねるかどうか、それが創造にたどりつくかどうかのさかいめになります。創造とは人間が意味があり、価値があるとおもう組みあわせですから、ふたつ以上のいろいろなことがらが同時に脳の中に存在し、大脳がそれを組みあわせ、組みかえているわけです。このような脳の働きを役だて、創造のために「こころみ」をつみかさねないのは、まったく人間らしくないことになります。<要約>
 パレット、絵の具、絵の下書きが机においてある。よし、頭の中の想像図も準備万端だ。まわりではクラスメイトもかき始めている。私も遅れないように慌ててかき始めた。青、緑、赤・・・いろいろな色が水で薄められたり、濃くされたりしながら紙にぬられていく。私はもう、女ゴッホ(気取り)になったように<例え>絵を着々と仕上げていく。さて、最後の街灯から零れ落ちるような光をどうぬるか・・・と迷っていると、一ついい案が閃いた。私はそれを実行した。光にも影、明るいところを作ったのだ。何種類もの黄色を白を加えたり黒を加えたりした。黒を混ぜすぎたり薄くしすぎたりと失敗もした。でも、失敗は成功のもととはこの事だろう。次こそは、という想いが伝わったのか、いろいろな種類の色が出来あがった。いろいろな色を混ぜ合わせて、新しい色を作るというのも創造というのだと思う。<似た話>
 最近ロケットのうち上げを成功した、という話題が私の耳をかすめた。宇宙ステーションがどうとか言っていたような気がする。うち上げはとても大変であるということを知っている私は素直に驚いた。ロケットが爆発してしまう可能性がないわけでもないのに宇宙飛行士さんは勇気ありすぎじゃない?とおもってしまう。宇宙食も変わってきたというのもそういえば聞いた。今回、いなりづしとお好み焼きを持っていったみたいだ。そこまでデビューしたかいなりずし!私は嫌いなのに・・・。ところで、この宇宙食はかなり大変だったらしい。今ではそこまで研究がなされているなんて、創造ってすごいと思ってしまった。<社会実例>
 創造というのは、もともとあった絵の具に黒や白を混ぜるように深く、深く考えていくということが分かった。<分かった事>
「うん。いい感じ!やっと終わった!」
女ゴッホ(気取り)は仕事を終えた。

   講評   koni


【第一段落】 とてもよくまとめています。

【第二段落】 体験実例を書くことができましたね。こゆきさんの表現力は、すばらしいですね。光景が目に浮かぶような説明です。「女ゴッホ」という表現には、ユーモアがあるよ。美しい表現の中のこういうユーモアが入ると、キラッと光ってすてきです。

【第三段落】 社会実例を書くことができましたね。ここの説明も、とてもいいね。聞いた話や調べた話を説明するだけでなく、自分の感想を中心にして話を進めていったところが、こゆきさんらしく個性的。とてもいい書き方ですよ。

【第四段落】 よくまとめています。

 最後の結びがいいね。真面目な文の中にユーモアがあり、コミカルさもあるすばらしい感想文となりました。

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