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　　　サービスデー　　　カンテーレ

「もう十時やからねやー。」「はいはい。」「はいは一回！」ぼくの家では平日は、十時に寝なければならない。もうちょっとおそくまで起きていたいとよく思う。ぼくの好きな日は休日の前の日だ。なぜならぼくの家ではその日をサービスデーと呼び、おそくまで起きていられるからだ。それに、半年ほど前にＷｉｉを買ってから、休日の前の日だけ一時間半ほどゲームをしてもよいことになったから、ということもある。けれども、まだ五才なのに弟もぼくと同じ時間に寝て、同じ時間ゲームをするので、ズルイと思う。　母さんたちは「早く寝たい」などと言うが、ぼくはまだ子どもなのでエネルギーが有り余っていて一分でも長く起きていたい。だから、大人のことはよくわからない。大人になったら、そんな風になると思うと成長するのがイヤになる。だれでもいいから、ぼくが大人になるまでに、体に害がなくて、ねむくならない薬を発明してくれないかな。もしくは、自分で発明してみるかな。　ぼくは弟と半分づつお金を出して”大乱闘スマッシュブラザーズＸ”というゲームソフトを買った。そのソフトはプレイヤー同士で対戦できるので、ぼくと弟はよくそのゲームで勝負をする。だが弟は相当負けず嫌いなので、ゲームは楽しむためにあるのに負けると泣いて暴れるので、もうやらければいいじゃないか、と思う時がある。だけどぼくは弟が怒った時のおにのような顔はみたくないので、たまに負けてやる。そうでもしないと楽しくできないなんて面倒くさいな。　大人には早く寝られる日がサービスデーらしいが、子どもにはそんなサービスデーいらないと思う。それと、ぼくも弟もサービスデーの日にゲームをしてはいけないということになったら、すごくショックを受けるだろう。なぜかというと、ぼくたちはそのゲームの攻略法やうらワザをコンピューターを使ってまで調べるほどハマッているからだ。サービスデーを楽しむには、長く起きていられることとゲームをしてもよいという二つの条件がなければいけないというわけだ。「もう十時やからねやー」　「なんでやねん。今日はサービスデーや。」

　　　講評　　　hira

いろいろ感想を書きたくなるところですが、作文模試と言うことで我慢して（笑）結果を本部にゆだねます。４月下旬にわかる予定です。６年生もこの調子で！