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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   変わっていく世界   本因坊

 月が出来た原因について、ダーウィンの息子が考えた説が学会で認められていたが、今はその他の新しい説が出て来て、今ではその息子の考えた説は一切話されなくなった。このように、新たな発見が科学の進歩と共に出現すると、どんどん古い説・考え方は消えていく。これと同じことがウェゲナーの考え出した大陸移動説も言える。この大陸移動説はウェゲナーが地球儀を眺めていた時、あることに気が付いた。アフリカ大陸の左端と南アメリカ大陸の右端とがジクソーパズルのようにくっつくことを。そして発表した大陸移動説だが、今になって認められそれが定説となっている。(要約)
 昔はこう考えていたが、今はこういう風に考えられている、というものは、世界中のあちこちにある。うさぎ跳びが実は膝に負担がかかるため良くなかったことや、フロンガスが本当はオゾン層の破壊を促す成分が含まれていて、地球を紫外線から守ってくれるはずのオゾン層がどんどん消えていき、南極と北極は全くオゾン層が無くなり、氷が溶け、海水面が上昇し、そして、人がすむ地域の部分さえも消えていっている。杉。この木は誰でも知っているだろう。この木は昔は色々な建造物に使えて良いと言われ続けていたが、今はどうだろう。クシャン。くしゃみが出て、そしてタラ—と鼻水が出てくる。花粉症の原因ともなっている。花粉症の読者は、今にも大きなくしゃみを連発しそうだ。僕も花粉症だ。一日でティッシュ一箱を使うほど出る。まるで滝のように。(よう)そしてゴミ箱の中も真っ白だ。丸められたティッシュばかりが入っている。本当に花粉症には困る。今シーズンは花粉の飛ぶ前に少しは薬を飲んだので、例年に比べれば出る量は少ないが、それでもこの所面倒くさいというただ一つの理由で飲んでいないため、またクシャン! ズルズル。クシャン! ズルズル。どんどん透明な鼻水が出て来る。本当にもう嫌だ。鼻をかむのが面倒くさいためにそのままにしておくと……タラー! またまたたれてくる。もう嫌だ!
 運動やスポーツをする時、よく水を飲め、水ではなくて良いから水分を取れと言われるだろう。しかし、それはつい最近のことだ。それ以前は水分はスポーツ中は取らない方が良い、とされており、脱水症状の患者がとても多かった。しかし、水分を取れに切り替わったらどうだろう。とても減るだろう。僕も脱水症状になったことがある。親に水分を取れとの言葉を頂いたがそれを無視して遊び続けたので熱が出て、辛い思いをするのは自分だった。それ以来、スポーツをする時は水分を取るようになった。(聞)
 今、今までの説が間違いで実は正しいのは別のやり方だった、というものが毎日というほどどんどん出てくる。自分の中でも、そういうものはいくつもあった。そう、世界は変わっていくのである。考え方はどんどんどんどん変わっていくことが分かった。(分かった)今やっていることが間違いだと気付いて、変わっていくものがこれからも沢山あるだろう。

   講評   nane

 学説の正しさが時代によって変わるということを具体的に考えたね。
 教科書で勉強するほとんどのことは、正しさが証明されたことと見ていいけれど、それでも時代の変化によって訂正が生まれる。科学の最先端では、このようなことは日常茶飯事に起こっている。だから、大事なことは、正しい基準自体が進歩するという柔軟な姿勢で見ていくことだね。
 第二段落の花粉症の実例のあと、すぐに第三段落に行かずに、最初に書いた主題に一度戻っておくといいよ。
 今回のテーマは、大学入試にもよく出てくる。例えば、高校までのただ教わるだけの勉強はやめて、自分なりに問題意識を持って勉強しよう、というような内容。
 当面は、もちろんしっかり教わることが大事だけどね。


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