対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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疑問を持つことの大切さ、ゴミ あいち
私がアメリカに行った時、朝キリスト教について現地の担当の先生が話をしてくれた。もちろん英語なので、一緒にアメリカに行った先生が日本語に訳してくれたが、その後自分達で英語で質問をしてみるという習慣が毎朝続いた。最初の朝は全く質問が出なかった。でも、いつも一緒に居る担当の先生の子供達がどんどん質問していた。ニュージーランドに行った時も、現地の高校に行った時先生が言った事に対してほとんど全員が手をあげて質問していた。一緒に授業に参加していた友達も、その光景に驚いていた。一方、日本では沢山質問をする子は先生に嫌われる傾向がある。私の友達にもそのような子が居て、かなり先生に嫌われていた。他の子は怒られないのにその子だけ怒られる事がしばしばあった。このように、質問を持つことの大切さをもっと尊重すべきだと思う。
そのための方法は、第一に恥ずかしがらないということである。私も、皆の前になると緊張してあまり喋れなくなってしまう。英会話の時間は、毎回発表しなければならなかった。順番はいつも英会話の先生が、くじ引きなどで決めているが、皆一番になりたくないと言っていた。私も本当にいつもそう思っていた。だが、ある時たまたま発表の順番が一番になってしまった。スピーチの内容も暗記してなかったので、極度に緊張していたが、なんとかその時は終える事が出来た。それからというもの、英会話のスピーチを皆の前で発表することに慣れて、順番など気にしなくなっていた。そしたら、皆の前で発表することも、前までは嫌だったのが、その時を境に楽しくなってきた。
次に、疑問を持つ事がいいという社会にしていくべきだ。私の小学校はちょっと変わっていたので、皆が疑問を持つことで、それが少し授業内容とずれていてもその疑問を解決するために一日全部を使って話し合いをしたり、パソコンで調べたりしていた。だが、ある時小学校の友達と話していたら、最近うちの学校では実験とか話合いばかりではなく、勉強もするようになってきたようだ。中学校にあがって、授業をしている時やけに質問ばかりする友達がいた。先生はかなりその子に対して迷惑そうな顔をしていた。授業もその子のせいであまり進められなかったのだからだと思う。名前は忘れたが、地球が丸いと発見した人だって、皆が当たり前のように地球が平面状だと信じていた事を、疑問に思った事から新たな事実が判明したのである。
確かに、疑問を持たないで素直に受け入れる事は、受験勉強にも役立つし、物を覚える事には便利なことである。でも、疑問を持つことがいけないとする社会を作り上げるのではなく、疑問を沢山もつことは素晴らしいと思える社会にしていくべきだと思う。疑問を沢山持つということは、少なからずその物事に関心を持ったということであるし、最近問題になっている日本人の無関心さも減ってくるのではないだろうか。だが、そのままに受け入れていくだけならば、ほとんど全てのもとに関心が無くなり、自分からやろうという意欲がだんだん減ってきてしまうのではないだろうか。疑問を持つことはいいこと、という社会に日本もだんだんとなっていけば物事を良く考える人が増え社会もいい方向に向かっていくのではないだろうか。
講評 nane
アメリカでの体験実例は、いい話だね。こういう例は、説得力があるね。
英語のスピーチもいい例。アメリカやニュージーランドの体験が生きているのかもしれない。
小学校での話も面白い。今から考えると、そういう学校で勉強したことは貴重だったね。
「疑問を持つことがいけないとする社会を作り上げるのではなく、疑問を沢山もつことは素晴らしいと思える社会にしていくべきだと思う」は、いい表現。更に切れ味のいい表現を考えてみよう。
国語の問題集読んでいるかな。毎日10ページ以上と決めて読んでおくといいよ。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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