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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   たった一つの物語に   ここあ

 「ふしぎ」といえば、「私」という人間がこの世に存在しているということほど不思議なことはない。気が付くとこの世に存在していたのだ。「私」を受け入れ、「私」としての生涯を生きることに全力を尽くさなければならない。ある程度、これが私という実感をもたないと、うまく生きていけない。子供は「これは自分で。」と意思の表明をするが、こうすることで実感が出来ていくのである。人生を生きるとき、それが唯一の「物語」であったことに気づくだろう。人生をより良くするため、我々は「物語」を知っておくことが役立つのではないだろうか。私は、二年五組の○○番だ。背の高さはやや高めで、髪はショートな方だ。絵を描くことが好きで、漫画もよく書いている。これが私だ。(要約) 
 確かに、集団で生活するにしたがって、他人と比較した自分をみるのも大切だ。それについての目標もでき、頑張れるからである。テストの点はやはり感情的に、高ければ高いほど嬉しい。今度は、百点をとろうと思ったりもする。私もこの前のテストでちょっと下がってしまった。その時、暗い海の底に沈むような気持ちになる。(例え)なので、次のテストではいろいろと準備して、対策をしている。このように、客観的な目は目標や努力をうむのだ。(複数の理由1)
 しかし、同時にここにいるだけで存在する私、他人と比較できない私がいる。私は絵を描くのが好き。物語を作るのが好き。それが私なのだ。漫画家になりたいと思ったこともある。なれないといわれてもだ。けれど、そういう夢があるからこそ生きているのである。初めて飛行機を作ったライト兄弟も、周囲の人に反対されながらも必死に飛行機を作り、ついには夢を大空へ飛ばせたのである。(複数の理由2)  
 このように、人には他人との比較で見られる私とここにいるだけで見られる私がいる。しかし、大事なことは、その二つを大事にし、自分の人生をこの世でたった一つの「ものがたり」にする事ではないだろうか。(総合化の主題)

   講評   koni



【第一段落】 すばらしい要約です。

【第二段落】 一つ目の意見を挙げて、体験実例を書くことができました。「感情的に」「暗い海の底に沈むような気持ち」という表現が特にいいよ。テストの成績が少し下がってしまったとき、周りの人の反応を書いてみてもいいね。「このように」の文で、この段落を引き締めたところすばらしい。

【第三段落】 二つ目の意見を挙げて、体験実例と社会実例を書くことができましたね。意見のところの文末は、「〜という意見もある。」か、「〜ということも事実だ。」とするとどうかな。ライト兄弟の物語の話を書いて、そこから自分の生き方を見つけ出している点が、迫力を持たせています。時々で、選ぶ物語は違えども、「私」という本の主人公は、「ここあさん」なんだね。

【第四段落】 まとめも、ばっちり。また、ここで多くを書くと、「ふしぎ」のトンネルに入ってしまいそうなので、おしまいにします(笑)。「私は私……。」

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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