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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自信を持つ   ここあ

 父が父でなくなってしまっている。父が父の役割を果たしていない。家族を統合し、文化を伝え、社会のルールを教えるという役目が消えかかっているのだ。現代社会は、立派な父を必要としているのに、その父が育ちにくい環境である。それに、「立派な」人格は子供たちに煙たがられるだけで、尊敬の対象にならないのだ。父で無くなった人の典型は「友達」のような父である。上下の関係を捨ててしまったのである。その子供は「自由な意志」は持つが、けして「良い意志」は持たない。「友達」のような父は実は父ではないのだ。そういう人は父の役割を果たすことが出来なくなった父なのだ。(要約) 昔のような頑固で厳しい父は良いと思います。(複数の意見1)最近、社会に出て、上司に怒られてすぐ泣いてしまう新入社員が多いようです。なんでも、親にそんな風に、怒鳴られたことが無いと言うのです。その様は、箸より重い物を持ったことが無いというお嬢様のようです。(たとえ)一方、厳しい父のもとで育った人はたとえ怒鳴られようとそう簡単には、へこたれません。どうしてか?それは、そういう扱いに良い意味で慣れているからです。小さい頃から、きちんと厳しく仕付けられた人というのはよく相手の想いや場の空気、言いたいことを理解し、先を読んで行動できる人が、多いのです。 一方、やさしい父というのも魅力的です。(複数の意見2)なんでも、気軽に話せる父、相談できる父というのも素敵だと思います。一緒にいて緊張せず、今日学校であったことなどを気さくに話せるとなると子供にとっては、大変「大好きなお父さん」になりうるかもしれません。一方的にしかるのではなくて、きちんと話を聞いてくれて少し怒ったように注意する。例えば、のびたの父。時には、怒るけれど普段はとてもやさしいです。そんな父も良いと思います。 頑固で厳しい父親にも物分りの良い父親にも良いところがある。しかし、一番大切なのは、「他人から尊重されるには、まず自分を尊重できなければならない。」という名言もあるように、父が自分に自信を持っているのが大切である。(総合化の主題)

   講評   koni



【第一段落】 要約は、よくまとめています。

【第二段落】 一つ目の意見を挙げて、社会実例を書くことができました。この実例は、説得力があるね。わかりやすく説明できています。一昔前は、こういうタイプのお父さんの象徴が、「巨人の星」にでてくる星一徹だったんだ。時間があるときに、お父さんに聞いてみてね。

【第三段落】 二つ目の意見を挙げて、説明することができました。「のびたの父」というキャラクターをだして説明したところもいいね。キャラクターを乱用すると幼稚になりやすい危険性もあるんだけど、1人くらいだと、わかりやすくなることも多いからね。たまに使ってみてね。

【第四段落】 続けて「自分に自信を持っている」ということを説明できるかな。自分の信念を持って、時には怒ってくれ、時には甘えさせてくれる、中心に愛と自信があるということかな。

 父の日を前に、毎年、「理想のお父さん像」についてアンケートが行われます。お父さんのイメージを形容詞にすると、「頑固(42.1%)」「真面目(35.5%)」「頼もしい(32.8%)」「優しい(29.7%)」……(アサヒビールの調べ 平成18年)だそうです。ここあさんはどうかな。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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