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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「必要」   まーたん

 物を作る時には必要から想像が生まれる。「必要」という言葉の表現として英語では「ニーズ」と「ウォント」がある。「ニーズ」は理性による判断から生まれるものであるのに対し、「ウォント」は内なる欲望から生まれるものである。若者は自分の将来を決めていく時に、いろいろな情報がある。自分に合わせた偏差値や、有望な職種だからという理由で就職を決めるように、いろいろな情報からニーズを割り出して進路を決める人が多い。しかし、新しいものを生み出す、想像するためには、飛躍と言うものが必要であり、この飛躍の原動力が「ウォント」である。私は自分の中の暑い情念に動かされるような生き方をしたい。そしてウォントという必要を大切にしていきたい。(生き方の主題)
 熱い生き方をする一つ目の方法はいつでも目標を明らかにして目標を実現させると言う強い気持ちを持つことだ。目標を決めてそれを実現しようと思えば、自然とやる気が出てくる。その目標はできるだけ具体的なものが良い。私は先日、スポーツテストでシャトルランをやった。シャトルランは「メロディー(ドレミファソラシド)にあわせて二十メートルずつに分けて自分の限界まで走る」というとても疲れる種目だ。いつ止めるのかは自分で決めて良いため、自分の限界まで果てしなく走り続けるのだ。後半は根性だ。少しでも多く走ろうと思えば精神的にも頑張らなくてはならない。そしてその際、私は「○○ちゃんに勝つ」というとても身近な事で目標を定めて取り組んだ。そうしたら、もう疲れてだめだ、と思ってしまうような時でも「○○ちゃんに勝つ」という目標を胸に、自然と頑張る事が出来た。多分その時の自分は、輝いていたと思う。(複数の方法一)(体験実例)
 第二の方法としては社会の固定観念や一般の価値観に振り回されないことだ。自分の未来を考えた時、「良い高校に入って良い大学を出て格好良い社会人になって職に就く」という一般的な狭い考え方に捉われていたのでは、本当に自分がやりたい事をやれない人生になってしまうと思う。知らず知らずのうちに、自分の気持ちとは全然関係ないような方向に進んでいるという状態になっている事にもなりかねない。それはひかれたレールの上を進むのと同じ事だ。自分の意思がない。まるで電車のようだ。(笑い)そのような人生ではなく、夢を実現しやすいように努力していく人生の方が百倍素敵だと思う。(複数の方法二)(ユーモア表現)
 確かに冷静に考えて今やらなければならない事を見極めていく事も大切だ。周囲の言葉に耳を傾けたりして情報を得て、それを自分の生活に生かすことも必要となる事もあると思う。しかし『知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。』という名言があるように、私は自分の内側から沸き起こるような熱意を大切にして物事に取り組んでいきたい。(反対意見への理解)(名言の引用)(生き方の主題)

   講評   kira

 まーたん、こんにちは。もう中間試験も終わって一学期の後半を充実させる時期なのですね。
 創造は「必要」から起こるが、その「必要」には二種類あってそのうちウォントこそが飛躍の原動であるというテーマでしたね。
★「そうぞう」が「想像」になっています。創る方だよね。
 目標を明らかにして実現を強く思うことの体験談では、自分の体力の限界とたたかう種目をあげました。「目標はできるだけ具体的なものが良い」という指摘は鋭いね。私もそう思います。ライバルとはじつに有難いウォントになるんだね。
 社会の固定観念にふりまわされないことでは、進路の問題を考えました。レールを走る電車ではなく、オフロードレースみたいに生きたいですね。ここで、誰か成功した人物の例など入るとさらにいいね。
 やりたいことがないという若者もいるそうです。何もできないというのではなく、熱意がわかないようです。自分の心の声が聞こえないというのは悲しいことですね。つねに自分のウォントを感じながら未来に進みたいね。

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