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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   間   おわせ

 饒舌の人は、ともかく「間」をとることに気が回らなかったり、「間」の必要を感じていない場合が多いのに対して、話し上手とよばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れている違いがあるように思います。 風も通さない饒舌は、聞いているほうも苦しくなり、終わった時には、さて、何を聞いたのかということになりかねません。 余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思われます。 自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質をそなえているもの、ということになるのでしょうか。わたしは「間」は大切なものだと思う。
 一つ目の理由は、「間」がないと今、何を相手と話しているのかが分からなくなってしまうからだ。わたしのクラスの中にもおしゃべりな子がいる。席が近いということもありけっこうよく話す方なのだが、その子はそれこそ話と話のあいだに「間」を入れないうえ、どんどん次の話題を話していくから、今は何の話をしているのか分からなくなってしまうし、それに、変に質問をしてしまうと話を聞いてなかったかのようになってしまうから質問もすることが出来ないので、わたしは話を聞いているだけで何も出来ないのだ。実際、わたしもそういうことがあるから、やっぱり話と話のあいだには「間」があって、きちんと話が分かりやすいほうが良いと思う。
 二つ目の理由は、「間」がないとせわしないザワザワした社会になるからだ。どんどん次々、と進んでいたら社会も慌しくなってしまってしょうがないと思う。話と話のあいだ以外にも、勉強や仕事のあいだに休憩が無かったら、みんな疲れて目が回ってしまう。そういうことも考えると、「間」というものは社会の中でも必要な物なのだと思う。
 確かに「ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす。」という名言はあるが、いくらライオンでもやっぱり生物なので、いっつも全力な訳では無いと思う。だから、わたしは「間」という物は必要なものだと思う。

   講評   miri

 今回は、名言の使い方がおもしろいですね。
二つ目の理由には、「会話」に限らず、他の方面にも言及できたので、話がふくらみました。
 
 それにしても、あらためて「間」の大切さを思い出させてくれる長文でしたね。


                      

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