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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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文化の創造 チョコボ
モグラは、ミミズ食いしょうばいだ。一日に五十匹もミミズを食べる。そのような生活にぴったりのモグラの前足のシャベル。つまり、モグラの生活を象徴的にあらわしているのが、前足だ。人間の生活を象徴する手は、物や道具を作り出す事により、高い文化を創造した。意図的に作られた道具を持つ事が動物と大きく異なる点だ。
そのようなモグラの話を読んで、動物園で見たモグラを思い出した。
「モグラってのんびりしているなあ。エサ取りも、そんなに苦労していないよ。穴を掘るだけだもんなぁ。」
とモグラののん気さについ、つられそうになりながら、いいなぁと思っていた。しかし、当のモグラにとって、
「人間はいいなあ、シャベルや、トラクターを作ることができて、ぼくなんて、前足一本やりだし、それに、ミミズをさがし、ほるのにおなかがすく。ミミズをたべる、のくり返しで、エサを食べるのにどれだけつかれることか。」
と、人間をうらやんでいるのかもしれない、と本文を読んで思った。
そのようなモグラの極めてモグラ的な生活を支えているのが前足だ。人間の作った道具で言えば、シャベル。これから、そのシャベルと前足の違う点について考えていく事にしよう。
まず、モグラの前足は、原始的な体の中で一つだけとても発達している。つまり、掘ってエサを得るために、発達させた、というより、発達せざるを得なかったのだ。つまり、自分の意思で前足をはったつさせたのではない、という事だ。
一方、シャベルは、モグラの前足のように勝手に発達したのではない。人間が、自分達の手によって作り、意図的に作ったものなのだ。
シャベルとモグラの前足の違う点は、そこにあったのだ。
しかし道具のしゃべるともぐらのシャベルに共通点が一つある。それは、どちらもシャベルわけがない事だ。
このように、私は本文を読んで、人間の良い面を知った。
人間は自然をはかいしたりしているので悪いし、良い所なんてない、と言っている人もいるが、人間も長所はあるのだ。
いつも、常に高い文化を目指し、創造していく。その強い心こそ、必要なのではないだろうか。
講評 inoa
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