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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然とはやじろべえ   ブルーのインコ

トキのように絶滅寸前にまで追い込まれた動物や、その数を激減させている植物を救おうと努力する姿は、「人間の良識」と評される。一九八九年環境庁が発行したレッドデータブックには、緊急に保護を要する動物だけでも約三万七千種近くが記載されている。人間の良識とは、その数が激減している動植物に対し、早急に保護の手を差し伸べることである。絶滅が確実視されるまで放置したあとで、救済努力を傾注するということには、大きな矛盾を感じる。自然保護の基本的考え方は先進国のそれを踏襲したが、戦争をはさみ、戦後は自然保護と経済発展のはざまでゆれ動き、かならずしもその機能を果たしていないのが実情である。<<要約>>
 ぼくが去年の八月にシアトルに行ったときのことだ。<<体験実例>>夜御飯を食べて家に帰ると、なんとタヌキが庭のさくらんぼの木でさくらんぼを食べていた。また、庭によくリス、オレンジと黒をした鳥などがしょっちゅう来る。ある時はフクロウが電線にとまって、こっちを見てにらんでいたのだ。シアトルの都会にはたくさん自然があるが、都会から一歩踏み出すと山には、マウンテンライオン、熊、鹿、またマーモットなど生息しているのである。日本の都会にいる野生の動物といえば、つばめぐらいであろう。もちろん、田舎の方に行けば、猿、猪、鹿などがいるが、都会にも沢山の生物が存在している自然保護の先進国アメリカはすごいと思う。
 日本では犬を飼っている人が多いだろう。また、マンションで犬を飼っても大丈夫なところが増え、犬を飼っている人もいるだろう。今、なんと、日本人の九割が外来種の犬を飼っているという。あとの一割は日本犬である。今、日本犬を飼っている人が少なくなっているため、日本犬の数が少なくなっているらしい。だから、日本犬を増やす活動をしている人がいるという。
 ぼくはこの長文を読んで、人間にとって自然とは、まるでバランスがとりにくいやじろべえみたいなものだと思う。<<たとえ>>なぜなら、手を加えすぎえると壊れてしまい、放っておくと壊れてしまうからだ。自然に手を加える時は気をつけなければならないのだ。<<主題の一般化>>

   講評   koni



【第一段落】 要約は、よくまとめています。すばらしい要約です。

【第二段落】 体験実例がくわしく説明できましたね。「なんと」「ある時」という言葉がいい。具体的でよい実例です。

【第三段落】 もう1つ実例を挙げて、話を転換することができました。「9割」「1割」とデータを使って説明したところが明確でいいね。日本産の動物や生物が減少しているんだね。

【第四段落】 一般化の主題もよく考えたね。「放っておくと→放っておいても」とするといいよ。自然が「今は、つつかないで。」とか「手入をしてよ。この枝を切ってくれる?」「おれたちの家の山の木は、この木は、切ってもいいけど、これは、絶対だめだからね。」なんて意志を主張してくれたら、手を入れやすいんだろうけど、残念なことに、言葉が通じない。だから、私たちには、自然の声が聞こえるような修行が必要なんだね。想像力、観察力をつけることが大事かな。

 とてもよくまとめましたね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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