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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   熱意   ゆっぴ

 「こうして、ふと思いついた発想には一言も触れず、データに基づいた『論理的』推理を展開する形をとることによって、この研究も私自身も、『科学的』な体面を保つことになった。」
作者は、科学者であるため、学会で発表するときは論理的な言葉や証拠を集めて発表した。しかし実際には偶然のひらめきで発見したものである。作者は、その場に応じて言い方を変えたり、発表の仕方を変えたりしたのだ。どちらも悪いことではない。
 直感やひらめき、偶然などで発見することはよいことだと思う。例えば、ドライクリーニングの話がある。クリーニング屋さんがたまたま油を服にこぼしてしまったのだが、よく見るとそのおかげでしみが取れたのだ。そこからドライクリーニングが発明された。これは偶然そのクリーニング屋さんが油をこぼしたため発明された技術だ。偶然というものは、時には大発明につながるのである。
 一方、論理的な思考も大切なことである。よく刑事ドラマなどであるパターンで、まず刑事さんがあることにひらめいて犯人が誰か分かる。しかし、それを証明する証拠を探さなければ逮捕はできない。そのため、論理的な思考を使い、あらゆる方向から考え証拠をつかむ。そして犯人を逮捕する。この場合、ひらめきだけでは事件は解決できないのだ。事件のようなものでなくても、発明したものなどを作者のように証拠を集めて発表することもできるのだ。
 確かに、直感やひらめきで考えたり、論理的な思考を持ったりすることは大切なことだ。しかし、もっとも大切なことは、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、何かをしようとする気持ちを持つことなのではないだろうか。そして、熱意を持って研究したり勉強したりすることが大切だと私は思う。
 これからは、何事にも熱意を持っていろんなことに挑戦していきたい。そして、これからもいろんな大切なことを学んでいけたらいいのではないだろうか。

   講評   inoko

 ゆっぴさん、こんにちは。
直感やひらめきにが、思わぬ結果につながることはよくありますね。信じられないような直感は、ときに、私たち人間も、他の生き物たちのように動物的な部分があるのではと感じさせてくれたりもします。しかし、直感に頼ってばかりはいられないことも事実です。論理的に物事を考えなければならないことももちろんありますね。直感に頼ることも論理的に考えることもどちらも必要。結果や成果にいたる過程としては、どちらも否定できないアプローチ方法です。そして、どちらの方法をとるにしても、取り組む熱意がより良い成果につながるのでしょう。



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