対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2259 今日1563 合計6435
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   伝える方法   ターくん

 本当の事を伝える事は大切だ。例えば、鉄道の本で鉄道会社の駅数、車両数、など、詳しく書いてある本がある。内容は近鉄だと、路線延長が五〇八・二キロメートル、駅数は三二六駅、輸送人員は六億二四三万一千人など、しかし、いくらこんな事を知っても、近鉄は大きい会社やねんな、ぐらいしか分からないが、数値の情報がほしい人にはすごく良いと思う。
 しかし、人によって違う感想を伝えるのも大切だと思う。例えば、今年五月に発売された『笑う鉄道』という本はとてもおもしろい。内容は京阪、近鉄、阪神、南海、阪急などを主にした、作者(中川家礼二)の感想などが書いてある。中身は京阪なら『京都も大阪も中心を走ってへん、まぁ地味な電車なんです。』、近鉄は『子供の頃のイメージは〝子旅行電車〟いまは、近代化してミニ新幹線。』、阪急は『走る距離は短くても個性的は下町路線。難波まで延びるのが楽しみやね』などとまず大まかに言って、その後、こまかく感想を書いている。しかも、いっぱい写真がのっているので読んでいるのがすごく楽しいのだ。また、電車の顔対決などをしていて、とてもおもしろいのだ。鉄道マニアにとってはたまらない一冊である。
 しかし、大事なことは、本当のせいかくな事を伝えるのがいいか感想を伝えるのがいいかではなく、『できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である』という名言があるように問題はどちらの方法がいいかということではなく、何を伝えたいのかという目的である。その目的によって方法もまた異なってくるのだ。

   講評   hamura

 清書ができました。ターくんは最初から論理的で端正な文章を書けていましたが、ここ何ヶ月かでさらに上達しています。繰り返して練習した文の形も完璧に身に付いて、450〜600字という量も感覚で分かってきていると思います。このくらいの字数でまとめることは、小論文や試験、報告文書などでも多いので役立ちます。字数に限って言えば具体例を丁寧に描写することで幾らでものびるでしょう。
 段階を踏んで説明をしたり意見を述べることも上手です。無駄がありません。これは長所でもあり時に物足りなさともなります。その時は、「ほかの人は考えてないであろう、自分だけの考え方」を探してみるのもよいです。書き手の感じ方がよく伝わります。難しいようなら、別の言葉で置き換えて、たくさんの同義語を使うという方法もあります。たとえば電車の本が面白い、という話では、「面白い」以外の言葉をいろいろと探してみるのもよいでしょう。 調べた話や聞いた話などを入れた後も必ず自分の意見を付けるとよいです。
 長い間がんばりました。「特技・作文」と言えます。 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)