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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   身体と精神の融合   みかん

 能役者の体は、人間の自然の体を拒否している。舞台に立ったときの能役者の動きには型があり、型を自由にすることによってその動きがこよなく美しく人の心を奪うこととなる。この身体の思想は西欧近代の精神と肉体の二元論とは、まったく対照的なものである。現代社会は身体が置き去りにされているが、それは問題だと捉えるべきだ。
 その原因として考えられるのは、第一に、学校教育が単に知識の詰め込みになっていることだ。私の学校でも、実験や体験学習などはほとんどない。化学の実験などでも、教科書の写真を見るだけとか、ビデオを見るだけなど、実際に自分たちでするのではなく、ただ結果を教えられるのみである。そのためその実験のことはあまり心に残らず、しっかり身についていないように思う。
 第二の原因は、科学技術の進歩により、人間が体を使わずにできることが増えたことだ。インターネットや機械文明が進歩した現代では、極端に言えば、ずっと家にいても日常生活を営むことが可能である。食料品や服はもちろん、家具や健康器具、宝石、さらには棺桶までもがインターネットで手に入るようになった現代では人間抜きでできることがとても増えてきた。
 確かに、西洋の科学の考え方のように、身体と精神をわけたほうが説明しやすく、そのおかげで発達してきたという面もある。しかし、人間は身体だけ、または精神だけで生きているのではなく、両方を持ち合わせているからこそ人間なのだ。やはり身体面と精神面が共存するところに人間らしい生活があるのだから、身体が置き去りにされて今の社会は問題である。

   講評   kira

 みかんちゃん、こんにちは。新しい課題で頑張ろう。




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