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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   テストについて   サニー

 「あ〜あ。」
僕は、いつも定期テストが返ってくるたびに心の中でつぶやく。僕は、テストはあったほうが良いと思う。テストがあるといい一つ目の理由は、テストは、喜怒哀楽があるので面白いからだ。僕の中では、基本的に90点以上が「良し」になっているが、99点なんかは、悔しいというか、惜しいという意味で「いまいち」な気分になる。
 二つ目の理由は、テストがあるからこそ集中して勉強できるからだ。部活のあった平日は、学校から帰宅したら、まず手洗い、うがい、着替えをして、少し寝てしまう。しかし、テスト前は、ここで寝たい自分を抑制して、頑張ってやるべきことをこなし、テスト計画を基準に毎日勉強する。学校行って、生徒会行って、部活をして帰宅後、夕食を食べてすぐ3時間の塾がある日もある。塾からの帰宅後学校の宿題まであればそれもやらなければならない。でも、僕は、まるでふくろうのように夜行性らしく(笑)、夜になると集中力が出てあまり眠いと思わず、むしろ頭が冴えて勉強する気になる。それで僕は親に、「早く寝なさい」とよく言われる。
 三つ目は、テストがあると自分の学力位置がわかるからだ。しかし、なぜか僕の通っている中学校では、順位が出ない。その代わりに20人くらいで一区切りのランクが出る。順位は、下のほうの人が傷つくから出さないらしいが、それなら悪くない人だけ出せば良いと思う。順位が出ないと自分の大雑把な立ち居地しかわからない。
 確かに、テストの結果だけが全てではない。でも、いい点数を取って悪いことは絶対にない。「良い友人を得たければ、まず自分が良い友人でなければならない。」という名言もあるように、ライバルだって一緒だ。僕は、これから、互いに競い合って向上し合えるような良きライバルを持ちたい。だから、僕は、テストはあったほうがいいと思う。

   講評   komiko

 サニーくん、こんにちは!  今回は、新しい課題になって一作目でしたが、自分らしい体験実例や「途中の感想」をよく引き出すことができましたね。

 「書き出しの工夫」は、テスト返却後のつぶやきから書けました。「是非の主題」では、「僕は、テストはあったほうが良いと思う。」と挙げ、その後に自分らしい三つの理由を書くことができました。「理由一」では、「テストは、喜怒哀楽があるので面白いからだ。」として九十九点の悔しい気持ちをていねいに書いてくれました。さすがサニーくんらしいですね!「理由二」では、「テストがあるからこそ集中して勉強できるからだ。」と挙げて自分のスケジュール管理を具体的に挙げて「まるでふくろうのように夜行性らしく(笑)夜になると集中力が出てあまり眠いと思わず、むしろ頭が冴えて勉強する気になる。」と自分らしさをよく表現できています。今回は「理由三」として「テストがあると自分の学力位置がわかるからだ。」と第三の理由まで考えてくれたのですね。順位についての思いをしっかりとまとめられています。第四段落では「僕は、これから、互いに競い合って向上し合えるような良きライバルを持ちたい。」と、自分の思いの詰まった「これからの結び」が書けました。良い出会いがあるといいですね。

 次は七月八日(火)に電話をします。「最近、と言っても(感)」から始まる長文を読んでの意見文の練習です。しっかりと長文を音読しておいてください。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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