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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   全速力を出さないウサギ   ナトキン

有名な「ウサギとカメ」の話を簡単に説明すると、ある日ウサギとカメが喧嘩か何かをきっかけとして、競争することになる。現実的に考えるのならば、その二匹は種族が違うのだから言葉を交わすこともできないであろうし、なにより競争するなどとは浮かばずにてっとりばやくかつ野性的に殺してしまおうなどと考えるであろうから無理な話なのだが、細かいことを考えないとするならば、ウサギが勝つであろうと思う。その二匹もそう思ったのか、ウサギは絶対自分が勝つと信じきってしまい、途中で寝てしまう。余裕過ぎて困ったのであろうか?しかし、地味にこつこつと歩を進めていたカメは途中で寝ていたウサギを追い越して競争に勝ってしまう、という対極といってもいいニ匹のちょっとした物語である。自分はウサギのような生き方かカメのような生き方どちらが良いかと聞かれたならば、ウサギの生き方で生きて生きたいと思う。〈構成〉
そのためにはまず第一に怠けないことである。ウサギとカメの物語でも本来勝つはずだったウサギは怠けて寝てしまったためにカメなんかに負けてしまったのだ。ウサギはカメよりも遥かに早くかつ実力があるのに、サボろうという怠惰な心、だらけても勝てるだろうという驕りのせいで勝つことが出来なかった。ならば逆を言えば怠けることが無ければウサギは勝っていたのだ。ならばより生き方に磨きをかけるのであらば、自分も物語中に登場してくるウサギのように怠けないようにしなくてはならないであろう。〈題材〉
また、第二の方法としては、できるだけ素早く目先の物事を順々にかたしていくことである。遅かったならばカメと変わらなくなってしまううえ、ウサギとしての実力が有る意味がなくなってしまうからである。ウサギのずば抜けた能力とはその速さにあるであろう。ならばそれを出来るだけ生かした生き方にしたいと思う。〈表現〉
だがあまりにも急ぎすぎてしまうと「急いては事を仕損じる」という名言があるように、失敗してしまう場合がある。ならば自分は速度をオーバーしない程度で物事を解決していけるような人間になりたい。〈主題〉

   講評   takeko

うまくまとめました!
「第一段落と生き方の主題」この導入、おもしろく書けましたね。たしかに、実際はありえない二者の競争。しかも、カメは意外と速い・・・という説も。
「方法一」「ならばより生き方に磨きをかけるのであらば、」というのがいいですね。カメは物語中では、その性質を生かしたわけですね。一方ウサギはすぐれた点を生かさなかった。しかしそういうお調子者な欠点が逆に愛すべきところになっているのかもしれません。「方法ニ」がおもしろい!よく考えましたね。「今日できることは今日のうちに」といいますしね。これは本当にいい意見です。
「体験実例」この場合、「怠け心を起こした」自分の実例、もしくは「順番にものごとをかたした」自分の実例を考えて入れてくださいね。常に実例を思いつく、というのはレポートや小論文記述にはとても大切なことなので、習慣にしていきましょう。
「まとめの段落」「速度をオーバーしない程度で物事を解決していけるような人間になりたい」これまた名言が出ましたね!いい文を創作しましたね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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