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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   欧米化   ななみ

日本人の洋風化はきわだっており、インスタントコーヒー、粉末スープなどの市場がすくすくと成長した。ケーキミックスの製造会社は自信満々で、日本市場に進出することを決定し、日本の大手企業との合弁会社(資金を出し合って作る会社)が設立された。食生活が欧米化したといっても、一日のうちで一番大切な夕食が、いまだにお米中心であることは、最近の厚生省の調査でも明らかだ。ライス・カルチャー(お米の文化)と言われる日本文化の中で、お米は純粋さの象徴なのである。白米が尊重され、カレーなどもあくまで後からかけるものであり、茶飯やピラフは、所詮基本的な調理にはなりえない。その御飯を炊くのと同じ器でケーキを作ると、バニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないか—。 
 私は、五年生のときバケツで稲を育てた。まるで田んぼのミニチュア版みたいでおもしろかった。大変だったのは、水やりだ。いつも水が、表面にたまるほど入ってなくてはいけないのでよく忘れてカラカラにかわいていた。
「農家の人には絶対なれないなぁ。」
と思った。多分この予想は当たるだろう。
 私が、お米について調べたことでは、お米にはいろんな種類があると言うことが分かった。緑色の色をした米や、いろんな品種があった。もし私が農家の人だったら、どの米を育てようか迷ってしまうほどだった。インドのお米は、パサパサで細いと書いてあったけど、想像がつかない。やっぱり、日本の米のほうが、おいしそうだ。
 お米とは、日本人にとって食文化の中心である。「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、小さいころから食べてきたお米だから、ありがたみやおいしさを忘れないようにしたい。これからは、お米を味わって食べていきたい。

   講評   komiko

 ななみちゃん、こんにちは! 日本人のお米に対する考えについて自分の体験を引き出すことができましたね。

 「要約」をバランスよく抜き出すことができました。「体験実例」では、五年生のときにバケツでお米を育てたことを書けましたね。「まるで田んぼのミニチュア版みたいで楽しかった。」といい「たとえ」が書けています。「たぶん〜だろう。」を使って想像して書くこともできましたね。「前の話」ではお米について自分が調べたことについて書けましたね。もう少し長く「その人らしい会話」が書けるともっとよくなりますよ。「一般化の主題」で「お米とは、日本人にとって食文化の中心である。」としっかりとまとめて「ことわざの引用」「これからの決意」とつなげられましたね。あとは、習った漢字もずい分しっかりと書けていますよ。この調子で書いた後に読み返すようたらもっと知的な印象の作文になります。がんばりましょうね!

 次は七月十七日(月)に電話をします。「私は改めて自分の部屋に(感)」を読んでの感想文です。しっかりと長文を音読しましょうね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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