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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本人のあいまいさ   あまぐり

「そこをなんとか」という言い方はきわめてあいまいである。だから、日本人のノーは、けっして絶対な否定ではなく、その一部にイエスを含み、イエスはその中にノーの要素をあわせている。ところで日本人の好む余白だが、これは言うまでもなく、可能性を意味する。そのため日本人は、決め付けを好まず、いつも融通無碍な可能性を残していこう、とつとめるからだ。(要約)
 僕にも似た話がある。僕は前、友達とスポーツ用品店にいったことがある。そこではジャージや水着などを買うつもりだった。僕たちは店内を10分ほど見て友達が
「じゃ、これ着てくるから待ってて。」
といわれた。友達は2、3分で着替え、僕にこういいました。
「この服に合う?」
正直にいえばあまり似合っていなかったが、単刀直入に「似合っていない」とはなかなか言えないものである。だが、それは日本人だけ言えないのだと思うとなんだがおかしくなってしまう。だがアメリカの人やほかの国々の人々ははノー、イエスはっきり言う人達なのであったのだ。
 僕にはもう一つ似た話がある。僕は前、生き物のスケッチをやっていた。僕はその時、トンボの羽を書いていた。トンボの羽は複雑で書くのが大変だった。スケッチだから紙いっぱい大きく大きく書くのが基本だが余白というものは必ず出てしまうものだ。スケッチや絵は一番伝えたい物の周りに何か書いてしまうと、絵がまるで混雑したデパートのようにややこしくなってしまう。だが、アメリカ、アラブの人々はその余白を見るとまだ未完成だと思われてしまうのだ。つまり、絵で一番伝えたい物を強調するために余白というものがあるのだと思う。(体験実例)
僕はこの話を読んで日本人のあいまいさ、日本人が作り出す紙の余白、それは日本人にとって奥が深いものなのかも知れないかということがわかった。

   講評   nane

 似た例がとてもよく書けた。日本人は、はっきり「ノー」と言わないところがある。だから、お互いにおだやかに暮らしていけるのかもしれないけどね。
△途中で敬体になったところがあるので、清書のときに直しておこう。
 トンボの羽の話も、似た例としてぴったり。「絵がまるで混雑したデパートのようにややこしくなってしまう」というたとえはうまい!
 日本人のあいまいさは、弱点のようにも思われているけど、実は長所でもある。日本人が争いごとを好まないのも、このあいまいさがあるからかもしれないね。
■これは清書候補。できれば、字数を追加して清書してみよう。

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