対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2426 今日23 合計52359
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   脱皮しない蛇は干からびる   ハチロク

 人間は他の人間と自由にまじわることができる。あるいは、まじわる相手を自由にえらぶことができる。ところが、現代社会での様子はだいぶちがう。おむつのあて方、授乳の仕方までが、ひと時代まえとすっかりかわってしまった。親は、じぶんが子どもだったときの経験を思い出してそれによって子どもを育てるのではなく、育児書をひもといて子どもを育てる。乳児経験の段階から、親子のあいだには、大きな落差がつくられているのだ。社会が進歩し、変化するかぎり、この落差は避けられない。子どもは親とちがった存在になる。そして、この落差から、さまざまな問題が派生してゆく。完全な保護者・教育者としての親と、完全な被保護者・生徒としての子、という安定した関係はグラつき、親子のあいだには一種の緊張関係がうまれてゆく。親子の断絶があっても社会が進歩した方がよいと思う。理由は2つある。
 第二段落は、一つ目の理由と実例 もし、親と子供が同じ経験を積んできたら、時代の変化、時代の進化についていけないからだ。じいちゃんは、自営業、〔土木会社〕でお母さんは中萬学院で働いている。もし、お母さんもそれを継いだら、時代の変化に乗り切れない、未だに竪穴式住居をつくるようなものだ。親と子供で違うことを経験することは、大切だと思った。今の時代についていくことも大切なことだと思いました。
 第三段落は、二つ目の理由と実例 社会の進歩が必要とされる分野は、これからますます増えるからだ。今は一般的でなくても、自分の子供の世代になったら普及しているであろうものを考えてみる。まず、ノンCO2自動車、自動運転自動車、道路が動くけど、車は動かない、などの科学進歩が期待できそうだ。
 確かに、伝統的な社会にも良さはある。しかし、「脱皮しない蛇は干からびる」という言葉のように、変化の激しい時代には、親も子も新しい関係を作るために脱皮し続けなければならない。分かりましたか?

   講評   nane

 要約は、大体いいけど、自分の言葉に直して要約していくと更に優れた内容になる。
 ヒントを参考にしていいけど、これも自分の言葉に消化して書いていこう。
 実例の部分は、京急くんらしい。親子で同じ仕事というのは、現代では少数派になっているからね。
 未来の科学技術の例も面白そう。自動車の変化と並行して、公共交通機関の充実も進むといいね。
 字数は800字までよく書いた。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)