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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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 人間は他人と自由に交流ができる。相手に誰を選ぶかはある意味では自由であり偶然でもある。だがひとつだけ例外がある。それが親子、という関係だ。それ以外の関係は選ぶことができる。親子関係だけは選ぶものではない。そんな親子関係の中で親が私を理解してくれませんどうしたらいいのでしょうというように親子のあいだに深い溝が生まれている。昔は子を育てながら親は自分が子供だった頃のことを回想することができたし、その子どもをこれからどんなふうに育てていったらいいかについても確信をもつことができた。要約      
 親子関係というのは親は子を選択できない。子の方は無から生まれるので選択の余地がない。親子関係が“変化する社会のなかで親と子の経験がまったく異質化してしまった”というのは親が子と接ししにくくなって断裂が起きるということである。そんな断裂が悪いというのは2つ理由がある。     
 まず一つ目に、親子の関係がまず人生ではじめて習う上下関係ということだ。親の言うことを聞く、そんな繰り返しが上下関係を身につけていく上で必要になる。たとえば会社でも、初めての人は目上の人に少しは手伝ってもらわなければ職場に慣れることができないだろう。そんなこともふくめて、人生初の上下関係である親子の関係というのは世の中に慣れていく上で必要なことなのだ。
 そして二つ目に、親がいることで少しは本人の心のよりどころになるということだ。怖いことに対面しているときに親が近くにいると心強くなるというのはよくあることだ。心強くなることによって正しいということを思いっきりやることだできたり、自分に自信がついたりするのだ。強くなりすぎると炸裂だ。(笑)     
 確かに、断裂があったほうが子が自立していくのではないかというのもある。しかし、そんなことで自立したというのは本当の自立ではなく、単なる孤立なのだ。親がいう言葉には意外なキーワードが隠されていたりする。そんな、キーワードも聞かないで自立したというのは自己中心的な孤立だと思う。     
 これから大切にしていかなければならないことは、親、という身近な存在を利用してそんなキーワードを見つけることだ。名言の「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」にもあるように生きていく上でのキーワードというのは一生心の中にきらまれることだろうと思う。     

   講評   nane

 断絶(断裂?)が悪いという意見で書いたんだね。
 人生で初めての上下関係という理由は面白い。確かに、親と子の関係が、そのままその子供の社会観の土台になるところがあるからね。
 親がいると安心できるという理由もうなずける。小さい子供は、特に、親がいるという安心感があると、冒険に出かけることができる。愛されて育った子供ほど、勇気をもてるのかもしれないね。
 「自立ではなく、孤立なのだ」は、高校生で勉強する自作名言になっている。
■これは、清書候補だね。1200字に増やして書いてみよう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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