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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   親子関係について   GM

 人間は他の人と自由に交わることができる。あるいは、まじわる相手を自由にえらぶことができる。学校の友だち、職場での友人、恋人、そして夫婦でさえも、それぞれの当事者の自由な選択によって成立している人間関係だ。しかし、そのようなそのような自由な人間関係の中でひとつの例外がある。それは、血縁の関係、とりわけ親子の関係である。友人だの隣人だの夫婦だのは、「えらぶ」ことができるが、親子関係だけは、「えらぶ」ものではない。自由にみちあふれた現代の人間関係の中で、親子だけは全く別枠の関係なのである。子供は親とちがった存在になる。そして、この落差から、さまざまな問題が発生してゆく。
 親子の理想的な関係がある。それはしっかり子供の個性をいかすことだ。1つは、親に縛られない個性的な生き方をすることだ。これが無ければ、個性や特技などの無い人になってしまう。人に強制され自分が得意な物を発見できずに自分の性に合わない仕事をしてと、なんだかつまらない人生になり生きがいを感じなくなってしまう。もう1つは、指示に縛られてしまい個性を発揮できなくなってしまうことだ。子供のころに指示どおりに暮らしていると、将来会社に勤務し始めて指示を待っていなければ行動できなくなってしまうからだ。
 しかし子供のころは親の責任があるので、模倣しすぎるのもよくない。「親はなにも言わないから自由気ままに暮らそう」と、悪い人になってしまう。だから、親は子供の個性を伸ばしつつ、しっかり教育をするべきだ。
 「脱皮できない蛇は滅びる」という名言があるように、古い習慣にとらわれつづけないで、新しいことも取り入れなければならないと思う。僕も将来は、しっかり子供の個性を生かしながら教育していきたいと思う。

   講評   inoko

 GM君、こんにちは。
親子の数だけ、親子関係の形があるのだと思います。何が理想的であるかというのは、なかなか断定できることではありませんが、時代の流れと共に、親子関係のあり方というのも変化してきているように思います。親が絶対であった時代に比べれば、今の親子関係は友だち同士のようなものになっています。そうかと思うと、まったく会話もないような親子もいる。人間関係を上手に築くことできない現代人は、良好な親子関係を築くことが苦手なようです。それは、最近起きている様々な親子間のトラブルや事件を見てもわかることですね。親子と言えどもそれぞれ別の人格を持った人間です。お互いの性格を理解し、何を求めているか何をすればいいのかをきちんと見極めることも大事なのでしょう。
☆ GMくんの述べたいことは理解できるのですが、二つの理由を、理由らしく述べましょう。そのためにも、要約の後に、是非の主題をしっかりと掲げることが必要です。たとえば、→ 古い習慣にとらわれずに新しいことも取り入れて、理想的な親子関係を求める方がいいと思う。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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