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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   掃除・片づけ   なまず

 昨晩母が苦労して片づけたおかげで、かなり快適そうな子供部屋になっていた。まるで賢い子供の部屋のようだ。明らかに急激に片づけたとバレル気がする。机の上がきれいなのもわざとらしい。だが机の引き出しを開けてみると、昨日捨てなかった小物類がゴチャゴチャと入っていた。引き出しを開ければこんなもんである。やがて、先生はやって来た。
「お、きれいに片づいているなァ。普段はもっとちらかっているだろう?」と一番痛いところを突き、私と母は赤面した。(要約/感想文・書き出しの工夫/作文)
 僕もこんな体験をしたことがある。家庭訪問の日だ。家庭訪問なんてどうでもいいけど、母は部屋を片づけなさいとか、ここ掃除するよなどいってうるさい。そして、こんな音も聞こえてくる。
「ウィィーーーーーーーーーーーーン」
掃除機の音だった。ここまでしてどうして掃除をしなければいけないのか分からない。でも、何で掃除をするのなんていえば、当たり前としか言われない。そこで、自分なりにその当たり前というのはどういうことか考えた。まず、家の中がきたないとする。家庭訪問で先生が来る。心の中で汚いなと思われる。そう考えるとそんなこと思われたくない。だから、掃除するのだ。
「掃除は自分の心をきれいにする」
五年生の頃の担任の先生が掃除中にいつも言っていた言葉だ。だから、部屋をきれいにする。部屋がきたないと勉強ができないのは体験的にわかる。でも、先生は僕の部屋までは見に来ない。でも、見に来るとか見に来ないの前に片づけることが大切だと思う。実際先生が来ると、
「こんにちは〜」
とこんな具合である。
「あ、先生が来た。ちょっと立ち聞きしよう。」
しばらく、見ていたらぼくの家の犬が先生のひざの上に乗っかった。
「セブン(犬)見てて。」
まったく掃除はしてもペットがこれだと迷惑だ。オーマイガーーー。(たとえ・ユーモア表現)でも、とりあえず先生はこの部屋はきれいだなと思っただろう。(体験実例)
 自分は片づけをしているのかというと、片づけているときやそうでないときがある。片づけいるときはお客さんが最近来たときなどだ。でも、お客さんがこなければきたない。これは普通に考えればおかしい。お客さんが来るから部屋をきれいにしたり片づけたりする。そんな考えはしてはいけないと思う。掃除をするのはきれいな部屋のほうが病気になりにくくなったり、気持ちがいいから。片づけをするのは、物がどこにあるかすぐ分かるようにするため。決して、お客さんにきれいだと思わせるためではない。だから、普段から片づけなさい、掃除しなさいといわれるのだ。お客さんが来るときだけきれいにするなんて反則だと思う。それだったら、授業参観のときだけたくさん発表するのと同じだ。いつもきれいで家庭訪問のときもちょっと消臭剤をまくだけでいいだろう。
 僕は、家庭訪問のときの掃除を考えて、掃除や片づけはなぜするか分かった。掃除は健康(衛生)を保つためだ。片づけは、物がどこにあるかすぐ分かるため。実際片づいていないとキャッチボールのボールが見つからなかったり、帽子がなかったりする。そしたら、新しいものを買う。これが最悪のパターンだ。実は、家のどこかにあるのにないと思って新しいものを買う。お金の無駄遣いだ。一回将棋のこまをなくして、そのことを父に言ったら
「見つかるまで探しなさい。」
と言われた。まだ見つかってないけど、それが正しい考えだと思う。人間にとって、片づけや掃除とは生活をおだやかにするためにかかせない物だ。
「掃除しなさい。」
と言われて、
「面倒くさい」
と答えたが、やはり掃除することにした。きれいな部屋では空気がよくいつまでも部屋の周りを見渡していた。(一般化の主題)

   講評   kaki

2ヶ月連続の入選おめでとう! これで、通算4回目の入選かな? メキメキ力をつけていて、今後が本当に楽しみです。


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