対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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一つひとつの積み重ね ブー太郎
(要約)先生が家庭訪問に来るので、昨晩苦労して母がもも子の部屋を片付けてくれた。そのおかげで快適そうな子ども部屋になっていたが、引き出しを開けると、昨日捨てなかった小物類がゴチャゴチャと引き出しいっぱいに入っていた。まさに昨日までのもも子の部屋のようだった。先生が家庭訪問に来た。先生はきれいになっているもも子の部屋をほめたが、一番開けてほしくなかった引き出しを開けてしまった。先生が帰った後、もも子は、母に「アンタ、しっかりやりなさい。」というようなことを予想通り言われた。
私の家族にも似た話がある。(体験実例)高校2年生の私の兄は、二階に自分の部屋があるのに、今だにリビングで勉強する。毎日少しづつだが、、部屋から持ってきた勉強道具がリビングの椅子の上に積み重ねられ、たおれんばかりだ。そうじができないとか、リビングは兄の部屋ではないと母に小言を言われ、しぶしぶ片付けるのだが、しばらくするとまたピラミッッドのように、(たとえ)辞書やらノートやら参考書がうず高く積み上げられる。「ちりも積もれば山となる」とよく言った言葉で、最初は一冊二冊のノートでも毎日ずうっと片付けずに持って来ると、山のようになってしまう。下に積み重なったものは、何があるかわからない状態なのだから、毎日所定の場所にめんどうくさくても戻せばいいのにと思うのだが、兄に言わせると、うず高く重なっていても何番目くらいに何のノートが入っているのかちゃんと頭の中に入っているらしい。人が居るところが落ち着く兄にとってみれば、リビングが一番快適な勉強の場所であるのであろう。
また、つい最近の話だが、一学期が終わり夏休みも始まったので部屋を片付けることにしたのだが、最初は一学期のたまったテストをきれいにファイルしたり、文房具をかわいく並べたりしていたけれど、思ったより時間がかかると、だんだんめんどうくさくなってしまい、こまごました消しゴムや使いかけの鉛筆や友達からもらったキーホルダーなど細かいものを、まとめて机の引き出しに押し込んだ。引き出しをしめてしまうと、片付けられた部屋なのだが、引き出しを開けるとグチャっと細かいものが詰まっていて、まるで整理されていない私の頭の中のようで、一つひとつ使ったらまた所定の場所に戻せば、このようなことはならなかったとしぶしぶ実感した。
このように人間は、(一般化の主題)小さいものでも今だけだから・・・と置きっぱなしにしていると「ちりも積もれば山となる」のように、あふれるように増えてしまう。だから、一つひとつ所定の場所に戻せば良いのだと思った。
講評 ogen
ブー太郎さん、こんにちは。
清書をきちんと出来ましたね。
読解問題も、がんばりました!
ブー太郎さんの家の庭には、どんな花が咲いているのかな?家の庭にはこの間まで、どこかから飛んできたケシの花が咲いていました。ピンク色の八重で、とてもきれいなので、そのままにしていたのですが、保健所の人が来て、危険な花なので、抜くように言われました。なんと、栽培を法律で禁止されている花だったのです。ケシには危険な種類があることは、知っていましたが、まさか、家にあるものがそれだったとは、本当に驚きました。
今度の8月4日の課題は「私の家族」です。家族一人一人の特徴や、それを表すできごとなどを考えておくといいですね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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