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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   吉川のパスは   ダースベーダー

吉川のパスは蹴った者の意思がのり移ってでもいるかのように、全力疾走中の宗介の右足に吸い付いてきた。三年の夏休みを前にした暑い午後、宗介はコーチの浅野に退部を申し出た。夏の練習に参加すれば受験勉強ができなくなるからだ。しかし3年のレギュラーたちが翌日から次々に退部を申し出るようになってしまった。自分の信念を貫き通すことは良いことだ。
 第1の理由は、自分の信念を貫き通すことは良いことだ。例えば私は小学校のころから「プラモデル」が好きで1ヶ月にひとつは必ず作っていた(お年玉が入ったらつい2個は買ってしまう)。今のプラモデルは色も塗ってあり非常にうまくできているのだが、昔のプラモデルは「パーツが合わない」や「パーツが曲がっている」などかなりいい加減にできているのである。しかしそういうものほど逆に「やってやるぞ!!」という闘志(?)が沸いてくるのである。
 また第二の理由は他人に合わせてばかりいると自分という個性がなくなってしまうからだ。例えば私の通っている学校はクラスでゲーム機(DS、PSP)を持っている子が私を除いて全員である。ある新聞の記事でも2008年現在で98%の中学生が持っていないのである。しかし自分は人に合わせるということがあまりない。逆に自分の趣味を友達に教えて仲間になるといった感じである。例えば第一の理由で書いたプラモデルでも中学1年生の頃に2人を仲間にしたのである。
 確かに他人と合わせるということも大切である。しかし「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように、自分の考えを曲げず、信念を通すほうが後悔しない、充実した人生だと思えるようになるだろう

   講評   hira

 今回はなかなか興味深い長文でしたね。十代は学校生活が中心になる、ということは友だちとの関係が中心になりやすくなります。共感し合うこと、合わせることも大切ですが、関わりの中で自分らしさ、信念を作っていくことも同じように大切ですね。
■第一段落 ● 是非の主題
「自分の信念を貫き通すことは良いことだ」長文から自分の主題が導き出せました。
■第二段落 ● 複数の理由一 ● 体験実例
 第一の理由として、主題がどうして良いのかと言うことで書いていきましょう。今回のプラモデルの実例で言うと「信念によって行動したことは自分を裏切らないからだ(後悔しないからだ)。例えば好きなことをすると言うことが挙げられる。」となるかな。
■第三段落 ● 複数の理由二 ● ユーモア表現
 自分の好きなことを周りに広げていったのですね。この実例はぴったりでした。98%というと持っていることが常識のような世界ですね。はあ、びっくりしました(笑)。その中ではじめとまどいはなかったかな? そのとまどいとそこから抜け出して自分らしく行動するところについて一文加えると良いよ。
■第四段落 ● 反対意見への理解 ● 名言の引用 ● 是非の主題
 ここはどの項目もよくまとめられている。
※98%の中学生が持っていないのである→持っているのである

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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