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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   発想の転換   えひな

 最近、料理を趣味とする人が増えた。初心者とプロがいるが、その違いは何なのだろう。それは、初心者は自分の作りたいものを決め、材料を集めるが、プロは材料を集めてから考えるということだ。初心者は、技術からの発想であり、プロは資源からの発想である。これまでの、近代産業技術もそうだ。つねに、技術からの発想だった。その結果、既存の技術に適する資源を追い求めてきたのだ。そして、石炭やウランに依存しているため、石油資源の枯渇は見えている。それを乗り越えるのは、技術からでなく、資源からの発想にかえることが鍵となるだろう。私は、あるものから発想していける人になりたい。
 第一の方法は、今持っているものを無駄にせず、どんどん使いまわしていくことだ。私たちの世界には、バザーというものがある。これを有効に使うといいと思う。いらないと思うものは最大限に利用しつくし、それでもなお使えそうなものをバザーにだすことによって、ほしかったものが見つかったりするのである。だから、地域でもどんどん進めて言ったいいと思う。
 第二の方法は、リサイクルだ。リサイクルという名前は聞いたことがあるが、イマイチ分からないという人もいると思う。だから、リサイクルできるものややっている会社、工場などを人々に言うべきであると思う。そして、人々の意識を高めていくことが大切だ。最近では、牛乳パック、トレイなどもリサイクルしている。しかし、ペットボトルのふたはとって入れると書いてあるのに、そのまま入れている人がいる。リサイクルしようという心は分かるが、決まりを守ってやらなければ意味もないと思う。
 たしかに、技術から発想することも大切だと思う。技術があるからこそ、次の行動を自分で考えれたりできると思う。しかし、「時間を作る一番の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである」という言葉があるように、私は、あるものから発想していける人になりたい。

   講評   huzi

 夏休みの間に、先生も部屋を片づけました。使わないものを置きっぱなしにしておくと、新しい情報や経験が入ってきにくいと本で読んだからです。いらない洋服はネットオークションで売ったり、電化製品を環境局に引き取ってもらったりしました。さっぱり、いい気持ちになりましたよ。
 さて、世界的に資源の高騰が叫ばれていますね。原油価格の上昇は私たちの生活に大きな影響を与えています。新しい技術を豊富な資源によって実用化する考え方は、改めなければならないでしょう。
 【方法】はふたつ、「使いまわし」「リサイクル」で書いたね。パッと見たところ、同じに見えますが、例に違いが説明されているので、まあいいでしょう(^_^;)。
 できれば、見た段階から違いがわかるように書きわけてみましょう。
 ・積極的に、ものを利用しつくす意識をもつ
 ・そのための方法を理解し、実行する
最初の方法を大きく書き、次を具体的なスケールにするといいですね。
  むすびは項目を落とさず書けています。「どこに時間を使うか考えることである」と、最後のひとこと「あるものから発想していける人になりたい」の間には、両者を結びつける言葉があったほうがわかりやすいかな。考えてみてください。
 細かな表現を直しましょう。
・私たちの世界には → 身近な例では
・進めて言ったいい → 進めていけばよい
・第二の方法、「リサイクルという名前は聞いたことがあるが、イマイチわからない」←「リサイクルとは何をどのように再生させているか、はっきりと知らない」
・「人々に言う」→「(工場などの情報を広めるべき」

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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