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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「センス」に気づいて   こゆき

 イギリス人は、「ユーモラスのセンス」というものには特別のプライドを持っているし、また、それについて敏感である。国民性のちがいと言ってしまえばそれまでですが、日本では、ユーモア感覚は、それほどまでには高く評価されていないように感じます。ユーモアは命を運転して人生をわたっていくのに欠かすことのできないものです。ただ、ユーモアというものは、論理で解釈できるものではなく、それは受信する感性の装置をそなえているかどうかなのですね。ユーモアは、たとえるなら花のかおりのようなもので、口ではうまく説明できない。ユーモアというものは、ユーモラスと感じるか感じないかというセンスの問題になるわけです。<要約>
 家族四人と犬一匹が笑いながら食事をしている。<書き出しの工夫>この冗談をいっては笑い合っているこの家族とは、私達のこと。私達の食卓はとても明るいと思う。とくにドジをして笑わかしているのは、私の姉。それに他の四人(チェリーは入れないかもしれないが)が笑っている。私は姉がうらやましかったが、それで笑っている私達にも「センス」があるのではないか?という文を見たことがある。「センス」が、この明るい雰囲気を造っているのかもしれない、と。姉はいつからこんなにユーモアになったのだろうか?といつも疑問に思っていたが、もちろん姉も変わったが、私達も変わったのではないか、とも考えられる。そういえば、私が小さかった頃は堅苦しかったような気がする。それは「ストレス」が原因でもあるのではないか?と思う。当時、まだ小さかった私と姉が、母や父にとってはストレスの原因だったのかもしれない。でも、最近私と姉が大きくなったから、いろいろなストレス、例えば二人で留守番させれなかったり、ということが解決する。だからこの家は今、明るいのだ。<体験実例>
 日本は昔、文学集が多いように、真面目な国だった。昔の人が今のお笑い番組を見たら、目が飛び出すほどびっくりするだろう。<例え>なぜこんなにまでユーモアの差があるのか?それは日本が戦後、日進月歩して「テレビ」が登場することに関係する。テレビはニュースを伝えたりすると共に、お笑い番組も放送するようになった。そこからだんだん笑いが日本国内で発展し、今のユーモアが存在する。<データ実例>
 今やクラスに一人はいるユーモアな子。いや、二人、三人いるかも知れない。だがそれは言う側ち聞く側の両方の「センス」が問われる。ユーモアは人間にとって、コーヒーの砂糖である。別になくてもコーヒーは飲めるが、甘くするには砂糖がいる。そういう関係であるような気がする。しかしユーモアは人間を癒し、明るくしてくれるのだということが分かった。<分かった事>どうやら食事は終わったようだ。皿を片づけ始めていた。
<書き出しの結び>

   講評   koni


【第一段落】 要約は、とてもよくまとめています。

【第二段落】 ぴったりの体験実例を書くことができましたね。明るい家族のようすがよく伝わってくるよ。
「この冗談をいっては→冗談をいっては」

【第三段落】 社会実例を書くことができましたね。テレビが家族の団らんの主人公になったとよく言われます。確かに、家族間の会話が少なくなった、時間の使い方が下手になった、情報を選択する力が弱くなったとか言われる中、ユーモアのセンスをあげたのは、テレビが家庭に普及したおかげと言えそうですね。

【第四段落】 一般化の主題ができました。ユーモアをコーヒーに入れる砂糖にたとえたところがすてきです。

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