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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   海蔵さんえらい!   森チュウ

 門を入ると昨日より力のない、ひきつるようなしゃっくりの声が聞こえてきました。老人は黙って聞いていました。それから長いあいだ黙って海蔵さんの顔を見上げていました。わしは長い生涯自分の欲ばかりで、人のことなどちっとも思わずに生きてきたが、今はじめてお前さんの心にうごかされた。(3文抜き書き)ぼくがこのお話を読んで一番感心したのは、海蔵さんがちゃんと自分のまちがいに気付いて自分からあやまれたことだ。ぼくもこんなふうにすなおにあやまれたらいいのに・・・・・・。でも、ぼくはあまりすなおにあやまれないほうでした。その例としてこんな話があります。(似た話)
 学校の休み時間のことだ。
「ボールとるぞーおりゃー。」
じゅぎょうが終わると、みんな一っせいに教室から飛び出した。と、そのとき、タムがぶつかってしまった。
「なんだよ。」
ぼくが言った。
「そっちだろぶつかってきたのは。」
すかさずタムも反ろん。
「なにを。この頭の周りだけでかくて中身はカラッポのヒョロヒョロ人め。」
ぼくは口はたっしゃなので口げんかは強い。
「うっくなんだとーチビのモジャモジャ頭め。」
「おまえがうしろから追いかけて飛びこんできたんじゃないか。」
「あ、ごめん。」
いきなりタムがあやまった。まるで今までがなかったようだ。分かっているなら早く言えよとぼくは思った。しかしあとで考えてみれば、ぼくが早くあやまればよかったのかなぁとも思った。
 もし、ぼくが海蔵さんだったら、なかなか地主さんの家に行ってあやまることは、できなかったと思う。
 この話は、海蔵さんが地主さんに死んでいいよと思っていたのにちゃんと自分のまちがえに気付きあやまれたという温かいストーリーだから、どんな人が読んでも、海蔵さんの温かい気持ちが伝わり、自分の心は温カイゾウと実感できるだろう(ダジャレ表現)。

   講評   sango

 最後の段落もわかりやすくまとめることができました。素敵な感想文です。

        

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