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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   頭をやわらかく   なつみかん

いくら見なれた花でも「この花はこういう形をしているんだ」などと先入観を待ってしまうと、花本来の姿が見えなくなってしまう。しかし著者自身、人間でも「あいつはああいうやつなんだ」とほんのわずかしか知らないうちに決めつけてしまうことが多い。そうした決めつけをするのは間違っているが、私はピアノで弾く曲について先入観を持ってしまうことが多い。
この前ピアノのコンサートで弾いた曲の一曲、バッハのインベンションは、最初楽譜を見たとき、
(何これ?絶対出来ないよ・・・・・。)
とまだやってもいないのに出来ないと決めつけてしまった。どんな曲かも知らないし、楽譜は黒い点が紙の上に並んでいるようにしか見えなかった。
 ところが実際にやってみて、右手と左手がばらばらに動き難しかったが、だんだんなれてくるとうまく弾けるようになって楽しくなってきた。やはり弾く(練習する)前から絶対に出来ないと決めつけては、出来るものも出来なくなってしまうんだな、と思った。
 転入生が入って来た時もそうだ。男子だったのだが、見た目だけで
(何かおとなしそうだな・・・・・。)
という先入観を持ってしまった。しかしその子はすごくはきはきしていて、外でもよく遊ぶ子だった。おまけに他の男子からも
「遊ぼう!H君。」
とよく声をかけられている。本当に先入観ってあてにならないなと思った。
 この話を読んで分かったのは、絶対にこれはこうだ、と決めつけてはいけないということだ。始めに決めつけてしまうと他の目線からそのことを見られなくなってしまうし、出来る!と思えなくなってしまう。頭をやわらかくして、これからもいろんなことにチャレンジしていきたいと思う。
 H君の周りにまたたくさんの人が集まっている。先入観てあてにならないなと思いながら、私は外へ飛び出していった。

   講評   arare

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