対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2126 今日314 合計7312
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   レール   カエル

本を読んでいて、じっとしていられないような興奮を覚えることを人は「刺激的」という。では、刺激的な本とはどういうことか。「刺激」とは読者の意表をつくようなことが次々あらわれ、そこにかもし出される緊張なのだ。つまり、脱線やカーヴによって生まれる創造のエネルギーが本を刺激的にしているのだ。ただ読者が予期するような展開をするのなら、快感はあるが刺激は少ない。しかし、脱線やカーヴが多い本はそれだけ「刺激的」なのだ。だから私は、脱線を大切にする生き方をしていきたい。
そのための方法として第一に、自分流の考え方を大切にする。日本人は欧米諸国に比べて「優柔不断」な人が多い。そのため、自分では何も決められずに誰かに助けてもらう事が多い。そうすることによって仲間とのつながりは強くなるが、一人一人が弱くなってしまう。だから、何でもかんでも人に助けてもらうのではなく自分の考えを、信念を持ち生きていくことが強い人間になるということなのだ。しかし私は、自分流というのを持っていない。だからそれを探していきたいと思っている。
そのための方法として第二に、自分流を認められる余裕がある社会を作ることだ。自分流つまり個性を認めない社会など一切の面白みが無いだろう。そんなものは洗脳となんら変わりない。「十人十色」一人一人が個性を持ち、自分の人生を切り拓く。そっちの方が楽しいに決まっている。学校だって、義務教育なんてものが無ければこの世界だって何か変わったかもしれない。先ほど言ったように私は自分流を持っていない。それは、自分流を許されるような世界で生きていないからだと思う。これから日本が自分流を認められる世界になることが出来れば私ぐらいの年齢でも自分流を持っている人が増えてくるだろう。
確かに、英才教育のように親の敷いてくれたレールに沿って生きていくのも人によってはいいことかもしれない。しかし、「人間は求めているかぎり迷うものだ」という名言があるように刺激を求めすぎたら脱線ばかりして本当に大切なものを見失ってしまう。脱線を一切拒んだらつまらない。脱線しても、どちらを大切にしようかと悩むことがその人を成長させる方法なのだろう。だから、私は敷かれたレールをそのまま歩むのではなく、脱線を大切にして生きていきたい。

   講評   mae

 いい清書が書けましたね♪

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)