対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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2008.7.1週わたしのペット きずな
「あ、あの猫まだいるぞ。」
三年前、「ノラ」はやってきました。僕は猫が好きなので、突然庭にやって来た「ノラ」に、魚の骨や、ご飯の残りなど、いろいろなものをあげました。初めのうちは怖がって、近づきもしませんでした。でも、毎日のようにお腹をすかしてやってきて、いつの間にか住み着いてしまいました。
それからは、家の誰かが気づいたときに餌をやることになりました。キャット風土もかってきました。
しばらくして、「ノラ」のお腹がふくらんできて、小さな猫が生まれてきました。その猫は、真白で、黒い毛をした「ノラ」とはずいぶん違っていました。
子猫の「シロ」が少し大きくなってくると、我が家では、毎日のように、二匹のけんかが始まりました。それは、まるで運動会をしているようです。いつも、夜になると、「フギャー」とか、「ニャー」といった、鳴き声が聞こえてきます。
そして今年、三代目である「チビ」が生まれてきました。まだとても小さくて、ボール遊びが大好きです。たまに、自分のシッポを追いかけて、グルグル回りだすこともあります。
「ノラ」が家にきたばかりのときは、僕のことを怖がって、触らせてくれなかったけど、今は、庭にいると、ジャマなぐらい近くまでやってきて、体をすり寄せてくるようになりました。
僕は、猫を飼ってみて、愛情をこめて世話をすれば、なついてくれることが分かりました。
講評 tamon
初めての作文、先生の言った項目を全部入れて書けています。とても読み易く、分かり易いです。
●書き出しを会話から始めると生き生きした導入になりますね。
●「運動会をしているよう」とたとえもばっちり。二匹の猫が走り回る様子が目に浮かびます。
●「愛情を込めて世話をすればなついてくれることが分かった」と、「分かった」ことでまとめることができました。
ノラ、シロ、チビそれぞれの特徴がよく分かる説明です。「子猫のシロが」のところは「シロと名づけたその子猫が」がよりいいです。きずな君の愛情が野良猫の心を解きほぐしたのですね。一旦警戒を解くと、安心して甘えてくるのですね。親子三代で飼われているなんてとても幸せな猫ちゃんたちです。
※「風土」→「フード」ですね。
※次回は常体(だ、である体)を使って書いてみましょう。
次回の課題は感想文ですが、難しいと思ったら、他の課題で書いてもかまいません。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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