対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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言葉じゃうまく伝わらないもの さえピ
日本的な文化である言葉に頼らないコミニュケーションは良いと思う。 第一の理由は言葉が無くても知らない人と気持ちが分かち合えるからだ。私は、この間「おくりびと」という映画の試写会を見にいった。その映画は、母は死に、幼いころ父に逃げられた主人公のお話で、チェロ奏者をしていたが、楽団が解散し田舎に帰り納棺士をやり始めるというお話だ。笑いあり、涙ありの映画だ。主人公がニューハーフの納棺をしているときに男だということに気がつき「えっ」と声をあげたり、社長さんが「おいしいんだよなあ。困ったことに。」と言ったりなど面白い場面がいっぱいある。そのような場面になるとみんな一斉にわらいだしていた。そして、悲しかったり、感動的な場面だったりすると、一斉にハンカチを取りだし目に当てていた。べつに泣くようなシーンでも無いようなところで一斉にハンカチを取り出したときはおもしろかったので私は声を抑えるために急いでハンカチを取り出した。最後の場面ではみんなが感動していたと思う。私は大声を出して泣いていたので良くわからないが。 第二の理由は全ての人が同じことを感じられるからだ。オリンピックでは、ものすごい熱戦がくり広げられた。なかでも私が注目していたのは北島康介選手だ。男子百メートル平泳ぎの決勝では、「北島行け!!オーエンに負けるな。」と声を張り上げている人が多かっただろう。私もその中の一人だ。私はテレビの目の前に立ち、なぜか「北島行け!!飛べ!!」と叫んでいた。私は、水泳はとても苦手なのにもっと速くなどと言っていた。今、考えると生意気だったなと思う。ゴールして一番と分かった瞬間まるで自分が金メダルを取ったかのように喜んでいた。カメラマンたちの席でも歓声が上がっていた。やはり、みんな考えることは一緒なんだなと思った。 確かに、言葉ではっきりと言ったほうが良いときもある。しかし、人によって感じ方が違うため誤解を招いたり、気持ちを共有できなかったりしてしまうことも多い。だから言葉に頼らないコミニュケーションはたいせつである。
講評 itoyu
何度読み直しても、本当にいい作文ですね。
先生も「おくりびと」の「おいしいんだよなぁ」のところは、あまりにもおいしそうに食べるので、思わずクスクス笑ってしまいましたよ。
次回は、10月6日になります。
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