対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2126 今日1621 合計8619
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   賜物探し   うさちゃん

 私たちは、自分の存在を自分という閉じられた領域の中に確認することはできない。自分の存在が他者にとってわずかでも意味があることを感じられるかぎり、人は自分を見失わないでいられる。
 自分は「〜でない」という否定的なアイデンティティを確立するよりも他者との関係からアイデンティティを確立する方が良いと思う。
 その理由は第一に、他人との関係の中でアイデンティティを確立させようとすると、自分に自信がつくからである。誰だって、怒られたりすると、自信をなくす。ほめられると、自信がつくのは同じである。例えば、あんたはいつもそうだからできないのよ。などと、良く母に言われる。自分の悪いところを取り上げて、それについて文句を言われるというのは、気持ちのいいものではないし、しょぼんとして自分をせまくしてしまう。しかし、今日はいい調子ね、この調子で頑張るのよ。とほめられたり、励まされたりすると、やる気が出て、自信をつけることができる。何に関してでも、他人に認められるのはとても嬉しいことだ。
 また、第二の理由としては、他人との関係の中でアイデンティティを確立させようとすると、自分が成長できるからである。私は、今年の7月、クラスで、宿泊体験に行った。目的は、学年プログラムといって『賜物』ということについて学ぶためだ。『賜物』とは、「自分の良いところ」という意味だ。私たちは、自分の賜物とはどういうものか、相手の賜物を見つける、それをどのように生かしていくかを考えた。相手の賜物を見つける時間に、同じ班の人同士で、賜物カードをつくり、一人一人の賜物を書いて、その人に渡すという作業を行った。その時に、私は賜物カードをもらって、「私にはこんなに賜物があったのか!」と驚いた。そして、それをどのようにして生かすかを考え、今も実行している。この、学年プログラムがあったおかげで、私は知らないうちに成長しているのかもしれない。
 確かに、否定的な形で、アイデンティティを確立する方が簡単である。しかし、『短所をなくす一番の良い方法は、今ある長所を伸ばすことである。』という名言があるように、他支社との関係の中で自分のアイデンティティを確立していく方が、前向きで効果的だと思う。

   講評   tama

 題名を変えたことで、全体の印象が柔らかく、親しみやすくなりました。

 10月から新しい課題フォルダになりますが、今まで以上に楽しくやっていきましょう。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)