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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   タイミング   さくら

 日本でのカキの栽培史は八世紀頃までさかのぼることができる。江戸時代になると渋抜き法の発達もあって、カキは全国の「庭先」に普及し、さまざまな地方品種が生み出されそうした時代が長く続いた。そしてた大正期までは日本の果物のい王座に君臨していたが最近では食の多様化の中で生産量は梨にも後れをとっている。果実が赤く完熟して種が充実し、渋みのなくなる熟しガキの時期こそが、動物たちの食べたい気持ちと、タネを運んで欲しいカキの思いが一致する時なのだ。(要約)。
 わたしは昔祖母の友達からもらった渋柿を食べてしまった。その柿は普通の柿より味が薄くておいしくなかった。もう一つ渋柿があったので温かい部屋で熟すまで待って食べた。すると渋柿よりもやはりおいしかった。熟したあとのほうがおいしいというのはほかにもある。たとえばトマトだ。トマトがまだ緑色でしかしサラダに入れた方が栄養価が高くなると思ったので切っていれてしまった。そのトマトはまるで乾燥してしまったパンのように固く苦くておいしくなかった。三日後赤く熟した同じトマトを食べたらあまくて丁度良い固さだった。柿やトマトは熟してから食べた方がよいことを学んだ。
 昔ミカン狩りにいったのだが、そのとき熟しているミカンと熟していないミカンがあった。地面にはおいしそうに熟したミカンの鳥にたべられたあとがあった。一見ミカンがかわいそうに見えるがミカンにとっても種をほかの地にまいてくれるという利点があるので良いことなのかもしれない。丁度鳥とミカンのタイミングがあった時期なのであろう。タイミングが合えば両方にメリットがあるという良い方向にいくのだ。過ぎたる
 人間にとってタイミングとは逃してはいけない大切なところなのだ。タイミングを逃してしまうと過ぎたるは及ばざるがごとしというようによくない方向にいってしまうのだ。

   講評   jun

 要約は、ちょうどよい字数でうまくまとめましたね。
 この長文の似た話は、さがすのに苦労したと思いますが、タイミングというテーマで二つの似た話を書くことができました。カキもトマトも赤く、ほどよい硬さになるまで待たないとおいしくありませんね。一つ目の似た話は、そのことを身をもって体験したという話が書けました。二つ目の話は、ミカンと鳥の関係について考えることができました。
 結びの段落は、もう少し説明を加えてボリュームアップさせてみましょう。これからどうしていきたいかという自分の問題として考えながらまとめると字数が増えますよ。ことわざの引用は、慣れるまではむずかしいと思いますが、毎回挑戦してみてください。
                                  

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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