対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日3330 今日212 合計6108
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   「子供の世界は」の感想文   きずな

 子供は、多くの「はてな」に対して、大人に答えを聞いたり、自分なりに考えたりして、自分の知識を蓄え、人生観を築いていく。子供の出す答えが、正解とも限らない。むしろ、たいていは外的な現象と、子供の心の中に生じることを合わせて、物語に結晶させているだけである。近代人は、自然科学によって世界を見ることに心をつくしすぎた。これは、外的現象の理解に大いに役立つ。しかし、神話をまったく放棄すると、自分の心の中のことや、自分と世界とのかかわりが無視されたことになる。そう考えてみると、子供のつくった物語は、科学的説明としては間違っていたかもしれないが、「世界」とのかかわりを示すものとして、最も適当な物語を見出したと言うことができる。不思議に思うことは大切である。
 その理由としては第一に、不思議に思うことによって、自分で疑問を解決しようとする力が身に付くからだ。僕は、小さい頃、いつも、「どうして?」「どうして?」と言う子だったそうだ。それに対して、親が答えを教えてあげるのもよいが、自分で考えさすのもよいだろう。これは現在のことだが、部活動のとき、先生によく注意されることがある。ちゃんと聞いているのだが、いまいちピンとこないことが多い。しかし、自分で「ここがいけなかったのかぁ。」と気づいたときには、すぐに直ることがよくある。
 また、第二の理由としては、人間は、「なぜ?」と思い、それを考えることで、成長していくからだ。その昔、今から一万年ほど前に、人類はいつも死と隣合わせの生活をおくっていました。今日えものがとれなかったらが死してしまう・・・・・・そんなことを思って生活していました。しかし、そのころの人々は、なぜ安全に、安定して食物が手に入らないのか、不思議に思っていたでしょう。そして、自分なりに答えを出して、農耕を始めることにしたのです。それから、人類はすさまじい早さで進歩をとげました。
 たしかに、不思議に思ってばかりいて、「なぜ?」「どうして?」ばかり聞き、親を困らせるのもよくないかもしれない。けれども、つねに疑問を持ち続けることで、毎日の生活を活気あるものにする。そして、その答えを見つけるころには、また新しい「なぜ?」が生まれてくるだろう。「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、自分で疑問を持ち、答えを見つけることで成長し、世界を広げていくのだ。

   講評   tamon


 初めての感想文でしたが、とてもよくまとめることができました。

●要約、上出来です。少し長めになったので、200字程度でコンパクトにまとめてみましょう。

●第一段落 要約+主題提示(不思議に思ことは大切)

●第二段落 「自分で疑問を解決しようとする力が身に付く」と理由を挙げ、自分の過去のエピソードを入れました。小さい頃→今の部活動と関連付けて挙げているのはよいですね。

●第三段落 「『なぜ?』と思い、それを考えることで、成長していく」と二つめの理由を挙げ、一万年前、人類が狩猟に疑問を感じ、農耕に切り替えたことを書きました。うまくデータを入れられましたね。

●「親を困らせるのもよくない」と反対意見を挙げた上で、疑問を持つことで成長できるとしてしめくくりました。名言の引用もばっちり。

 「反対意見への理解」は先生もこんがらがって、言い間違えてしまいましたが、しっかりととらえることができましたね。

 感想文では似た話を入れる事が大事です。実例で具体性をだすことで、説得力がうまれます。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)