小１から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。 志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で４０年の実績。 ▶ 個別指導のオンライン作文

昨日2356 今日2254 合計11608□

　　　ドッキドキのあゆみ　　　千姫

　今日、待ちに待ったあゆみが返されました。みんなは、
「わーい！」
「やったー！」
「おっしゃー！」
とさわぎました。
　終ぎょう式のとき校長先生が小さい頃、あゆみがきっかけでさかあがりができるようになった、と言うことを話してくださったのでわたしもできないことができるようにきっかけを作りたいなと思いました。終業式が終わる頃には、わたしはあゆみを早くもらいたくてぶち切れ寸前でした。
　先生が、
「あゆみは見せあいっこしちゃダメだよ。」
といったので、わたしは半分ホッとして半分残念と言うふくざつな気持ちになりました。
　あゆみが返される順番は、名前順なので二番目でした。わたしはこわくてこわくて神様にお祈りする時の手になってしまいました。ついに、
「雨宮さん」
とよばれた時はもう心臓がはれつしているかしていないかの所でした。
　あゆみを見てみるとあまり悪いのをとっていなかったのでよかったです。まるでじごくから天国へ行ったみたいです。帰りのじゅんびをしている時、あゆみを男の子が見たのでちょっぴり喜びムードがこわれました。わたしは音楽と体育が大好きなので両方ともいい点がとれてよかったです。わたしは後期はあゆみになんかかまわないでのびのびと頑張ろうと思いました。

　　　講評　　　miri

　内容にぴったりの題名がつけられましたね。今学期の自分の成果がどのように評価されたかがわかる成績表、それを受け取る前の時間はほんとうに長く感じることでしょう。

　校長先生のお話はとてもよいお話ですね。これをじょうずに作文に取り入れることができました。
　
　「神様にお祈りする時の手」や「心臓がはれつしているかしていないかのところ」など、たいへんうまい表現ができています。

　そして、最後は後期への思いをつづってしめくくるというとてもうまい構成で書けています。よくできました。