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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学   いほめ

 「ドラえもん」のポケットから出てくる一つひとつのアイテム(道具)に限りない夢がある。しかし、すぐさま勝手に暴れだし、新たな問題に右往左往する結末を繰り返すのである。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。「ドラえもん」の真の面白さは、楽することを求めるあまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方への痛烈な風刺にあったのだ。科学を過信しないことが大切だ。
 第一の理由として、科学に頼らずに自分の力でしたほうが達成感があるからだ。例えば、登山をするとする。ずっと上り続けなければいけないのはきついし、疲れる。そこを自動車でらくらく上り、頂上で景色を楽しみ、また自動車で下る…。楽だが、後には何も残らない。ただ上って降りるだけになってしまう。疲れても、自分の足で登ったほうが頑張ったと言う達成感があり、後から思い返すと辛かったけれど楽しかった、といい思い出になる。それに、車ならただすぐに通り過ぎるだけの道も、歩くと、ゆっくりと周りを見ながら、楽しむことが出来る。このことから、やはり、自分の力でしたほうが良い、楽しいことがあると思う。
 第二の理由として、科学によって取り返しのつかないことになる場合もある。科学の発達はいいことだと思う。しかし、その一方で、それが原因で起こったこともある。科学が発達していく裏で、今、問題になっている地球温暖化。その原因は二酸化炭素。その二酸化炭素排出量の多い国は順に、アメリカ、中国、ロシア、日本というデータがある。しかも、アメリカは22パーセントも占めている。科学の発達の裏には、何かしらマイナス面がある。なぜなら、この二酸化炭素も、便利だと使っている車などから排出されているものだからだ。便利だからだけで使っていると、取り返しのつかないことになる場合がある。あまり科学を過信していると、そういうことに気付きにくくなってしまい、結果的に悪い方にいってしまう場合もある。
 確かに便利だったり、楽だったりということはいい。歩いたりすると、何分かかるか分からない所を、車で速くいけることになる。しかし、「問題とは、そこにあるものではなく、自分が作るものである。」という名言があるように、何かができるということは、同時にマイナスの面もできるということだと思う。科学は便利でいいが、やはり過信しすぎることは良くない。何もかも科学に頼らずにすることが大切だと思う。

   講評   nane

 登山の例はわかりやすい。実際の体験を盛り込みながら感動的に書いていこう。富士山などは登ったことがあるかな。
 地球温暖化のデータはよかったね。社会実例で、このように数字が入ると説得力がある。データの引用の実例は、自分の意見にあてはまりそうなデータを探しに行くのではなく、既にある手持ちのデータを自分の意見にあてはまるように加工すること。大事なコツだから覚えておこう。
 繁多理解もよくかいた。
 全体の字数を1000字以上にするということで、ちょっと苦労したと思うけど、こういうふうに無理をすると、それがそのまま実力になっていくからね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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