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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学への過信   ウルトラマン

 「ドラえもん」は、「鉄腕アトム」や、「鉄人28号」に代表される、スーパーヒーロー型とは全く異なったタイプのロボットとして誕生した。「ドラえもん」のポケットから出てくるこれら一つ一つの道具に限りない夢がある。しかし、「ドラえもん」には見逃してはならない、もう一つの重要な視点があるのだ。「ドラえもん」のストーリーは、次から次へと「四次元ポケット」から出てくる奇想天外な科学の小道具は、困難を解決してくれるどころか、思惑に反して勝手に暴れだし、思いがけない新たな問題を引き起こしてしまうのが常だ。このように、現代の日常生活も科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしっまている。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても実に平気なのである。僕は、あまり科学を過信するのはよくないと思う.
 その第一の理由として、科学を過信しすぎると、人間のもともとの能力が衰えてしまうからだ。例えば僕の母は以前はりきって、スポーツジムに通い、ランニングマシーンで鍛えてきたと言っていたが、翌日実際に走ってみたら、ランニングマシーンの時と全然感覚が違うと言って結構苦しそうだった。ランニングマシーンばっかりやっていてはいけないのだ。また、僕はよく電子辞書を使う。わからない言葉があると、すぐにそれで調べるとても便利だ。しかし、電子辞書ばかりに頼っていると、「わからない言葉を見つけたら、それを自分でどういう意味か考えてみる力」というのが衰えてしまうと思う。なので、電子辞書を使うのも良いけれど、たまには自分で考えてみることもたいせつだ。
 第二の理由として、科学を過信しすぎると、とても重大な問題が起きるからだ。最近では地球温暖化がおもな問題になってきている。僕の母は、電動自転車乗っている。坂道などを登るのはとても楽そうだ。しかし、電動ばかり乗っていると、ますます地球温暖化は進んでしまうだろうなと僕は思った。また、データによれば、世界の二酸化炭素排出量の割合は、1位アメリカ、2位中国、3位ロシア、4位日本である。科学のプラス面の背後に、環境問題などへの大きなマイナスが隠れている。
 確かに、科学の発達は、人類の生活を快適にした。しかし、「理想に到達する為の手段はまた理想への到達を拒む障害でもある」という名言もあるように、科学を過信するのは良くない。

   講評   hira

 初めて作文の丘からの提出でしたが、問題も入れられたしスムーズに運んだようですね。
 第二段落目の自分の実例をよく言いたいことにあわせて書き加えることが出来ています。この調子で「自分で考えてみる」練習をしていきましょう!



 

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